暮らしの中で楽しめる特徴をピックアップしてわかりやすく訴求
最優秀賞を目標に挑戦!
写真左から、店長の小林誠氏、主任の遠藤慶子氏、木内麻土香氏、須藤博行氏。受賞記念として、商品と販促物とともに、ポーズをとってくれた
今春のオールフリーのリニューアルに合わせて実施されたサントリーの「オールフリー ナイス ディスプレイコンテスト」の大陳コースにおいて、最優秀賞を受賞したのは㈲宗形商店(福島県郡山市、宗形喜教代表取締役社長)のディスカウントショップムナカタ横塚店である。店長の小林誠氏は「うれしさとともに、安堵感があります」と語った。同社の他店は、全国規模のコンテストにおいて最優秀賞の受賞があるが、ムナカタ横塚店は、最優秀賞の受賞歴がなく、最高で優秀賞だった。社長からも、「がんばれ」と応援をされていたことから、今回の受賞は、達成感とともに特別な思いがあるものとなった。
今回の売場テーマは、リニューアルであることから、新しくなったポイントをわかりやすく訴求することに注力した。パッケージの基本色である白と青を生かした売場づくりで、視認力のアップと気分爽快なのどごしを表現。さらに、リリース資料や提供販促物から、訴求ポイントとなる言葉を選び、わかりやすくアレンジして、メッセージを作成。手書きPOPとして掲出した。「シニア層も多い地域なので、わかりやすい言葉を手書きにすることが重要」と主任の遠藤慶子氏は話す。
地域密着店として、生活者ファーストの取り組みが、喜びの受賞に結びついた。
身近な存在の店として
シニア層の顧客が多いため、購入商品を駐車している車まで運ぶサービスを行っている、ディスカウントショップムナカタ横塚店
(有)宗形商店は、郡山市内でディスカウントショップムナカタの7店舗をはじめ、ガソリンスタンドや家庭用燃料販売店を展開している。ディスカウントショップムナカタは、元々は、米と酒を販売していたが、地元生活者のニーズを取り入れ、食品を扱うようになり、さらに、冬の必需品となる灯油販売店も併設。消費者の利便性を追求しながら、ともに歩む店づくりを行っている。
そのため、来店者との会話や新商品の情報提供など、コミュニケーションを重視している。そのひとつとして、ディスプレイコンテストを活用。同社は、各店が積極的に参加することで、売場づくりの技術やノウハウの向上を図っている。小林店長は「他企業だけでなく、弊社の他店がライバルとして競い合い、お互いに成長できるいい機会となっているのが、ディスプレイコンテスト」と語る。
同店では、親しみやすくアピールできる手書きPOPにこだわり、普段からスタッフ全員が作成を行っている。「アルバイトスタッフも、練習を兼ねてつくっています」と小林店長。文字の練習だけでなく、「何を書けばいいのか」「どこがセールスポイントなのか」を考えて、発信できるようになることで、来店者への情報提供や購入アドバイスが、自然とできるようになるというメリットが大きい。
小林店長は「今回、念願の最優秀賞を獲得できたので、次回も受賞できるよう日々の努力を続けていきたい」と力強く語ってくれた。