受賞店の声加工食品

理研ビタミン 大陳ディスプレイフォトコンテスト2022 グランプリ キッチンランドSunSun

理研ビタミン 大陳ディスプレイフォトコンテスト2022

主催:理研ビタミン株式会社

新商品を大きく訴求することで自店における顧客の声を確かめる

昨年に続く参加で2回連続グランプリに輝いた

キッチンランドSunSun 店内

キッチンランドSunSun

京都市西京区に立地する洛西ニュータウン内「ラクセーヌ専門店」に立地する「キッチンランドSunSun」。規模は小さいが活気にあふれた繁盛店で、地域で長く支持されてきたスーパーマーケットだ。理研ビタミンの大陳コンテストでは、前回2021年もグランプリを受賞。2回連続グランプリという偉業を達成したことになる。

「キッチンランドSunSun」の店長を務める山口克彦氏は、大陳コンテストへの参加の意義を高く評価し、多くのコンテストに参加。受賞実績を重ねてきた。

山口氏は、「われわれのような小さな店が、メーカーさんとコミュニケーションを取っていくには、店に注目していただくしかない。大陳コンテストに参加することで、担当の方との接点を持つことができ、メーカーさんの思いや考え方、さまざまな情報などを直接聞くことができます。これが最大の参加理由です」と語る。

今回のコンテストにおける対象商品は、理研ビタミンの「リケンのノンオイルシリーズ」など、ドレッシング類が中心。山口店長はその中でも、今夏発売された「リケンのノンオイルくせになるうま塩にんにく1.5倍190ml」「リケンサラダデュオごまオニオンドレッシング190ml」などの新商品に着目。中心的なアイテムとして陳列の中央で展開した。

「こうした新商品を“お披露目”するという意味でも大陳の意義は大きい。メーカーさんから前評判のいい商品を提案されても、お客さまの層や需要は店ごとに違うので、実際に自分の店で売れるかどうかわかりません。まず新商品を大きく大陳展開し、お客さまに見ていただき、評価していただく。その結果を踏まえて、店としても商品を選択していく。逆に意外な商品が売れるということもあります。大陳売場はそうした確認のためのスペースでもあると思っています」(山口氏)

新商品と定番人気商品をバランスよく配置

キッチンランドSunSun スタッフ

キッチンランドSunSun店長 山口克彦氏(右)、理研ビタミン株式会社 大阪支店 岡本幸大氏(左)

今回の陳列では中央に円形什器を多段展開して新商品のドレッシングを配置。左右に定番の「ふえるわかめちゃんシリーズ」と「わかめスープシリーズ」などを配置。

また、手前のかごには、「さっぱりおいしい海藻サラダ」や「食べるオートミールスープシリーズ」などを配置して、同時購入の促進を図っている。「ふえるわかめちゃんシリーズ」は、店で見てついで買いされることが多い商品だという。

基本的な陳列の方向性は山口店長が決めているが、実際の陳列は店の若手スタッフと、理研ビタミン株式会社大阪支店の岡本幸大氏が相談して行った。

多くの授賞実績を持つ常連店だけに、商品ごとの陳列手法に工夫をこらし、全体としてインパクトのある、思わず目を引く陳列を実現している。

山口店長は、「もっといろいろ工夫の余地はあると思いますが、時間などの制約がある中で、あまり欲を出してもしょうがありません。結果としてグランプリをいただきましたので、素直に喜びたいと思います」という。

山口氏は、現状、食品の値上げトレンドが続く厳しい環境下にあるが、今後も地域のリピーターを大切にした運営を行っていきたいという。「大陳コンテストなどを機会に売場から変化や活気を発信し、喜んでいただく。それと同時に、店のスタッフとお客さまが顔なじみで、気軽に声を掛け合うような接客を大事にしていきたい」と語っている。

キッチンランドSunSun ディスプレイ

大陳を機会に、新商品を重点的に集約して展開。新商品を訴求するボードを中央に掲げた。全体としてボリューム感があり、売場の中で目を引くインパクトも十分。パッケージカラーを生かした美しい陳列に仕上げている