「ノンオイル青じそ」の35周年とテレビCMと連動した食べ方提案を訴求
初めての参加でグランプリを獲得
MEGAドン・キホーテ姫路広畑店は、理研ビタミンが主催した「大陳ディスプレイフォトコンテスト2024」で、グランプリを受賞した。同店は2018年にGMS跡地にオープンした、多くのテナントが入居する大規模店だが、理研ビタミンのディスプレイコンテストに参加するのは初めてだった。
参加のきっかけは、同店がスポット的な催事を期間限定で計画していたところに、理研ビタミンがプロモーション企画として大陳展開を提案したことからだった。同店としても、タイミングのいい企画であり、販促効果も期待できそうだという判断から参加を決定。せっかく参加するなら1位をねらおう、と前向きに取り組むことにした。
同店と理研ビタミンの担当者が相談しながら陳列の内容を考えた結果、陳列のテーマとしたのは、今回の対象商品のひとつであるドレッシング「、リケンのノンオイル青じそ」の発売35周年を迎えることを訴求することがひとつ。
併せて、大陳展開時期に放映が開始されるテレビCMと連動するかたちで、サラダ以外の食べ方を提案することもテーマとして設定した。
コンテストの対象商品は「ノンオイル」シリーズをはじめ、わかめ関連商品など幅広かったが、今回は最も強く打ち出す商品を明確にした演出を行うことに決定した。
ドン・キホーテならではのオリジナルPOPが効果を発揮
実際の陳列では、「リケンのノンオイル青じそ」をメーンにドレッシングを中央に並べ、わかめ関連商品やスープ類をサイドや下段に配置している。陳列数量も多く、ボリューム感のある陳列を展開した。また、主通路から見えやすいように、商品の角度調整にもこだわっている。
上段中央には、サラダ以外の使い方をアピールするオリジナルPOPを掲げた。テレビCMでも訴求している提案が盛り込まれているPOPで、ドン・キホーテのキャラクター入りの目立つデザインが特徴。
ここでは、「注目! サラダだけじゃない!こんなギルティフードにかけてみ! 」というキャッチで、トンカツやギョーザ、唐揚げなどに「リケンのノンオイル青じそ」をかけることで、さっぱりとおいしい、新しい味わいを紹介している。双方の担当者がじっくり打ち合わせたうえで、同店のPOPライターが制作したもので、独自性とアイデアにあふれた、目につきやすい販促ツールに仕上がっている。
また上段サイドに「リケンのノンオイル青じそ」の35周年をアピールするポスターを配置。長く愛されてきた商品の歴史と、“おいしさのヒミツ”などを紹介している。
結果として、大陳期間中のドレッシングカテゴリーの売上は大きく伸長し、来店客の反応も上々。同店が主要ターゲットにしているニューファミリー層についても、売場で足を止める子ども連れのお客さまが多かったという。
グランプリをめざそう、という目標を掲げたチャレンジだったが、見事に受賞を実現。店舗とメーカーが力を合わせた結果だけに、喜び合うことができたという。初参加で得られた今回の成果をきっかけに、次の機会にも積極的にチャレンジしていこうという意気込みだ。