受賞店の声加工食品

理研ビタミン 大陳ディスプレイ フォトコンテスト2023 グランプリ ファーマーズマーケット千歳屋

理研ビタミン 大陳ディスプレイ フォトコンテスト2023

主催:理研ビタミン株式会社

来店客とのコミュニケーションを重視する柔軟運営が特徴 コンテストでもメッセージ性の高い陳列を展開する

昨年の準グランプリからさらに上をめざして参加

ファーマーズマーケット千歳屋

ファーマーズマーケット千歳屋

理研ビタミンが主催した今回のコンテストで、(株)ユニカが運営するファーマーズマーケット千歳屋がグランプリに輝いた。京王線・小田急線多摩センター駅から徒歩1分の好立地で、同社が運営するレジャー・アミューズメントビルの核店舗として入居するスーパーマーケットだ。

同社マグレブ事業部ファーマーズマーケット千歳屋マネージャーの片沼豊氏は、「前回の理研ビタミンさんのコンテストでは準グランプリをいただきましたので、今回はさらに上をめざそうといろいろ研究しました。前回の自社陳列とグランプリ受賞陳列を比較検討して、違いを分析するなど、経験を生かしてより高いレベルをめざしました。結果をお聞きして本当にうれしいです」と語る。

コンテストの対象商品はノンオイルドレッシングをはじめとした、理研ビタミンのわかめ関連商品など、多岐にわたる。

「そのなかでも前回の販売実績を踏まえて、よりお客さまが求める商品、イメージの合う商品を的確に陳列するということを意識しました。また今回は理研ビタミンさんのキャンペーン時期と重なっていましたので、それを活用した訴求を行うことを考えました」(片沼氏)

実際の陳列では、さまざまな食べ方や食べ比べ提案を展開。たとえばノンオイルドレッシングでは、野菜にかけるだけでなく、「#漬けてもいいんだ」というキャンペーンテーマをオリジナルのメインボードで訴求。

また「ふりかけるザクザクわかめ」では、韓国風ごま油風味とラー油味を並べて展開し、「あなたはどっち派 ?」と食べ比べを提案するなど、陳列商品に合わせた多様なメッセージの発信を行っている。

大陳への取り組みはスタッフの士気向上につながる

ファーマーズマーケット千歳屋

(写真左)(株)ユニカ マグレブ事業部 ファーマーズマーケット千歳屋 マネージャー 片沼豊氏、(写真右)理研ビタミン(株) 家庭用食品東京営業部営業第3チーム 植林友伯氏

陳列を展開したのが、来店客の目につきやすい目立つスペースだったこともあり、販売実績も好調。片沼氏は「もともと理研ビタミンさんの商品はカテゴリー上位にくる売上貢献商品が多いですが、今回は販促効果だけでなく、お客さまが関心を持ち、立ち止まって見ていかれたり、声をかけていただくといった反応が目に付きました」と大陳効果を実感している。

同店では日頃から、店舗やメーカー側の発想ではなく、来店客の立場にたった売場づくりを強く意識している。同氏は「当店は大きなチェーンではなく、スーパーマーケットとしては単店運営ですので、お客さまからの意見や要望が寄せられれば、店としてすばやく対応できるという強みがあります。会社としても、“お客様のための売場、お客様のための商品、お客様のための接客”を追求し続けており、柔軟な発想でお客さまの声を反映し、進化するスーパーマーケットでありたいと考えています」と語る。

その意味でメーカー主催の店頭コンテストは、定番売場だけでは目に付きにくいせっかくのいい商品を、目立つように打ち出し、提案できる重要な機会ととらえているという。

「大陳を行う場合でも、顧客が求めるものは何か、どんな提案が必要かをスタッフが考え、意見交換することで、スキルアップにつながりますし、評価をいただくことが士気の向上にもつながると思っています。今後もご案内をいただければ、可能な限りコンテストにチャレンジしていきたいと考えています」(片沼氏)

ファーマーズマーケット千歳屋

ノンオイルドレッシングの巨大パネルをアイキャッチに、自作のオリジナルボードやPOPを活用してさまざまな情報を発信。迫力と同時に提案力のある売場を実現した