犬の体内をLEDライトで表現目立つオリジナルPOPで訴求
ドン.キホーテ日野インター店は、これまでもペティオのコンテストで上位入賞を果たしてきたが、今回グランプリを初受賞。同店ペット担当の秋田麻記子氏は、「今回実施された全コースに参加していました。そのひとつでグランプリをいただくことができて、うれしいというより、良かった、という安心感が大きいです。参加するからには手抜きなし、全力を尽くそうと、みんなで取り組んだ甲斐がありました」という。
今回の陳列では、「Plact」が犬の体内を巡って、免疫ケアヘとつながるようすをエンド1本のスペースで再現。エンドで犬のロから、腸を通って排泄までのプロセスを表現している。
同店POPライターの高田富子氏は、「アイデア自体は、みんなで雑談のように話しているうちに具体化していきました。あとは、メーカーさんがどこを強調したいのか、商品に対して持っている思いなどをホームページなどで調べて、私たちなりに推察し、それをPOPなどで表現しています」という。
苦労したという体内の表現にはLEDライトを使用。ドン.キホーテのマスコットキャラクターとプラズマ乳酸菌をイメージし掛け合わせたオリジナルキャラクターを制作するなど、細部までこだわった売場づくりを行っている。
視認性が高く、ドン.キホーテならではの華やかな演出効果で、販売実績も大きく伸ばすことができたという。
巨大なキャラクターポードとけりぐるみのPOPを自作して展開
2023年コンテスト第1弾の乾しカマ&けりぐるみコースでのグランプリ受賞の第一報を聞いて、「率直にうれしかったです」と語るのは、同社商品企画部販促課の仲村渠洋太氏。
今回の陳列には同氏のほか、同社販促課スタッフ、POPライターなどが協力して取り組んだという。POPの制作に約2週間かけ、オリジナル性の高い売場を作り上げた。陳列はオープン前の朝6時から取り組み、約5時間をかけて完成したものだ。
天井まで届く高さのある位置に、けりぐるみをくわえたペティオのキャラクター「ペティコちゃん」のボードを掲示してアイキャッチ効果を高めた。ボードのサイズは横270mmx縦1800mmという巨大なもの。これに加えて、巨大なけりぐるみのエビ3匹のディスプレイを自作してあしらい、サイドにも自作の小POPを展開。圧倒的な迫力のある陳列を作り上げた。また棚帯では「乾しカマ」に配合されている猫の必要栄養素であるタウリンを訴求するなど、スペースを無駄なく活用している。
仲村渠氏は、「作業用品コーナーのメイン通路を塞ぐ形で大きく展開しましたが、お客さまが足を止めて見上げていらっしゃる姿をよく見かけました。それだけインパクトがある陳列だったのだと思います。今回のグランプリ受賞をきっかけに、今後も当店ならではの陳列を進化させていきたいと思います」と今後に向けた抱負を語ってくれた。