受賞店の声飲料

(株)ダイイチ 東光店様
元気ハツラツ!オロナミンC withファイブミニ ディスプレイコンテスト
店舗コース:スーパーグランプリ

来店者に気づきを与える多箇所でのクロスMD

提案型の売場づくりを実施


写真右から、(株)ダイイチ 商品第一部 食品課 兼 販売本部 営業企画課(旭川ブロック担当)係長の稲見昌平氏、(株)ダイイチ 東光店 グロサリー担当の前田元毅氏と、大塚製薬(株) 札幌支店 旭川出張所 ニュートラシューティカルズ事業部 課長補佐の大懸隆人氏

今春、実施された「元気ハツラツ! オロナミンC withファイブミニ ディスプレイコンテスト」において、店舗コースのスーパーグランプリを受賞したのは、(株)ダイイチ(北海道帯広市、鈴木達雄代表取締役)の東光店(北海道旭川市)である。売場づくりを行ったグロサリー担当の前田元毅氏は「まさかグランプリを受賞できると思っていなかったので、とてもうれしいです。手伝ってくれたパートさんも含め、全員にとって、光栄なことです」と語る。

店内でいちばん目立つ催事スペースで展開された売場は、表裏2面構成で「オロナミンCのみの陳列」と「オロナミンCとファイブミニの2商品陳列」という島陳列となっていた。ファイブミニについては「トクホのセンイ」など、商品特徴をわかりやすくアピールするPOPを採用し、購買喚起を図っている。オロナミンCについては、オロナミンCを使用したアレンジドリンクを紹介するトップボードを掲出。「おやつにも! がんばりたいときにも!!ためしてみよう ハツラツMI X!」というメッセージとともに「オロナミンミルク」「オロナミンフロート」「オロナミンセーキ」の3種類の飲み方提案が行われた。

同時に、陳列什器を使用して、牛乳売場では「オロナミンミルク」、アイス売場では「オロナミンフロート」、卵売場では「オロナミンセーキ」を訴求。レシピとともに、クロスMDが実施された。島陳列との連動と、関連売場でのクロスMDという多箇所展開によって、来店者へ気づきを与えるとともに、購買にも結び付けるアイデアのある施策となっている点が、今回、高い評価を得たポイントでもある。

「大塚製薬の担当者さんと相談しながら、構想から2週間の期間をかけて練り上げた企画で、その甲斐があり、売上も大きく伸ばすことができました」と前田氏。もともと、ブランド力がある人気商品のオロナミンCの売上を伸ばすには、単純に商品を積むだけでは、現状を打破できないとの考えから、今回のアレンジドリンクという提案型の展開を実施。来店客への興味喚起および購入への刺激を与える結果となった。

生鮮強化で身近な存在に!


昨年の11月に全面リニューアルをして、地域いちばん店をめざす東光店

(株)ダイイチは、帯広と旭川、札幌地区で23店舗を展開。消費者に最も身近なスーパーマーケットをめざしているため、生鮮強化を推進している。東光店においても、地元青果の販売に力を入れ、鮮魚部門は対面販売を実施することで、メニュー提案などを行っている。さらに、地域の消費者が求める総菜のラインアップや選択肢を増やせるプライベートブランド商品を品揃えするなど、消費者目線での店づくりを実施している。

同社は、方針として企業タイアップの販促はほとんど実施しない。販売本部営業企画課係長の稲見昌平氏は「お客さまに支持されている商品で、お客さまにとってメリットのある商品と判断できたので、今回は参加しました」と語る。同店は、近くにベッドタウンがあり、ファミリー層の人口も高いことから、飲み方提案などのアピールは喜ばれる企画になると考えたことが、今回の決断につながった。

「お客さまのためになり、当社の販促方針と合致する企画であれば、今後もコンテスト参加にチャレンジしていきたい」と稲見係長は話してくれた。