こだわりのオリジナルPOPでレシピやおすすめ理由をアピール
独自性を活かした提案型
日清オイリオの「2023春・夏揚げたては、無敵だ。 & かけるオイルディスプレイコンテスト」において、店舗賞オイルで揚げてこー!コースの準グランプリを受賞したのは㈱ユニカのFarmers’ Market千歳屋である。マネージャーの片沼豊氏は「グランプリには届きませんでしたが、準グランプリという高い評価をいただけたので、うれしいです。ありがとうございました」と笑顔で話す。
広い催事スペースを存分に生かすために各種食用油とともに、MCTシリーズやドレッシング類などを多種多彩にラインアップすることで、圧倒的なボリューム感のある売場づくりが行われた。
片沼マネージャーは「ボリュームを出すことで注目度の高い売場をつくるだけでなく、購入を促進するためのPOPは、オリジナルにこだわり、毎回必ず作成しています」と語る。
商品を知ってもらい、売り込みのチャンスとなる大陳は、コトPOPやメニューPOPによって、商品特徴などをわかりやすくアピールする提案型の展開を実施。定番売場ではできないアプローチとして、とくに大型トップボードのオリジナリティーにはこだわっている。
POPの効果もあり、さまざまな日清オイリオ商品を手に取ってもらうことで、売上も好調に伸ばすことができた。
家庭調理を想定したアプローチ
㈱ユニカは、不動産業や広告代理店業など幅広く事業を展開している。その中でスーパーマーケット事業として経営しているのがFarmers’ Market千歳屋だ。
同店は、京王多摩センター駅および小田急多摩線多摩センター駅から徒歩約1分にある総合商業施設「マグレブ・マグレブEAST」の2階・3階にあるのが同店である。
駅前立地や収容台数の多い駐車場もあることから、ファミリー層をはじめ、幅広い年齢層が来店する。そのため、商品特徴の訴求だけではなく、旬や季節を考慮した家庭内での調理を想定したアプローチを心がけているという。「夏は、さっぱりと食べられるものが好まれますが、夏を乗り切るパワーも必要なので、揚げ物を摂ることもお勧めしています。ただ、暑いキッチンでの調理を少しでも快適にするために、少量の油で揚げる『揚げ焼き』の提案も一緒にしています。油の後処理もラクになることもメリットです」と片沼マネージャー。
今回は揚げ物とともに、野菜類を食べてもらうために、オリーブオイルやドレッシング類、アマニ油などもラインアップし、夏の食卓を健康志向にする大陳が行われた。片沼マネージャーは「メニュー提案によって関連販売的な効果を発揮できるのも大きい」と話す。
日清オイリオからの情報提供があってこその提案ということもあり、協力体制には感謝しているという片沼マネージャー。「次回は、グランプリを狙いワンラックアップした売場づくりを目指したい」と語ってくれた。