店長を中心に店一丸となって挑戦する社内販売コンテストと連動
生鮮品の拡売強化に活用
写真左から、営業企画部 マネジャー 玉井賢史氏、第二商品部 部長 長尾謙一氏、営業企画部 部長 白石裕一氏
昨年の10月から12月にかけて実施された日清オイリオ「2017秋・冬 かけるオイル&フライDAY&BOSCO ディスプレイコンテスト」において、企業賞の優秀賞に輝いた㈱セブンスター(愛媛県松山市、玉置泰代表取締役社長)。店舗賞でも「かけるオイルコース」で三津店がグランプリを受賞した。
営業企画部部長の白石裕一氏は「企業賞の優秀賞受賞とともに、店舗賞でもグランプリの三津店をはじめ、準グランプリや優秀賞を多数の店舗が受賞という結果は、とても光栄です。ありがとうございました」と受賞の喜びを語ってくれた。
今回は、クリスマスを意識したメニュー提案型の売場づくりを行った。
「BOSCOオリーブオイル」をはじめ、アマニ油やごま油を活用するカルパッチョやサラダ、アヒージョなどのメニューレシピPOPと関連情報を訴求するコトPOPなどをオリジナルで作成。さらに、青果や鮮魚、精肉売場と多箇所での展開となっていた。「かけるオイル」で広がるおいしさや楽しさをテーマに、来店者が興味を持ち、買っていこうという行動を起こさせるアイデアのある売場づくりが行われていた。
営業企画部マネジャーの玉井賢史氏は「クリスマス商戦に適しており、生鮮3品の拡売に魅力的な商材であると期待していた『かけるオイル』は、予想以上の効果を発揮してくれました」と拡売達成を語ってくれた。
社内コンテストと併用
海沿いの町を商圏とし、毎日の暮らしのパートナーとして地域に根ざした楽しい買物を提案しているセブンスター三津店
㈱セブンスターは、松山市内とその周辺地域において、ドミナント戦略で11店舗を展開する地域密着のスーパーマーケットである。
同社は、売場づくりの強化を目的に、3年前から社内コンテスト企画「S☆1(=セブンスターNo.1)販売コンテスト」を実施。店長主導型コンテストとして、部門横断型(生鮮各部門とのクロスMD)企画として行われている。
今回の日清オイリオのディスプレイコンテストは、この「S☆1販売コンテスト」との連動企画でもあった。日清オイリオ商品は、同社の食用油販売において、カテゴリーリーダーとなっていること、そして、ハロウィンからボジョレーヌーボー解禁、クリスマスと続く歳時に適した提案となることが加味されて連動することになった。オイルをかけて食べるカルパッチョなど、洋食メニュー提案によって、効果的な販促として実施できる点が大きい。実際に、生鮮商品との同時購入が促進され、売上アップを実現する企画となった。
第二商品部部長の長尾謙一氏は「店長主導のため、その出身部門の青果や鮮魚などの特徴が、各店のオリジナリティーとして反映されることが多く、多種多彩な売場づくりが行われています」と語る。同社は、「S☆1販売コンテスト」とメーカーのコンテスト参加によって、各店の独自性の発揮と売場づくり向上が結果として表れている。今回の受賞に満足せず、レベルアップをめざした挑戦を続けていく考えである。