受賞店の声菓子

ウジエスーパー 築館店様
家族で楽しむ 第6回 日清シスコのシリアルフェア ディスプレイコンテスト
ボリュームコース グランプリ


主催:日清シスコ

55周年のロングセラーと売上高No.1を天井近くまで積み上げた商品で表現!

迫力とかわいらしさを両立


左から、築館店 上席店長の新妻康憲氏と本部青果の浅野久美氏、日清シスコ(株) 営業本部東北支店 課長の中村匡彦氏

 今年の夏に開催された「第6回 日清シスコのシリアルフェア ディスプレイコンテスト」のボリュームコースにおいて、グランプリを受賞したのは(株)ウジエスーパー(宮城県登米市、氏家良典代表取締役社長)の築館店である。上席店長の新妻康憲氏は「昨年は準グランプリで、今年こそとの思いで参加したので、グランプリ受賞は格別です」と笑顔で喜びを語ってくれた。

 今回は、いままで以上に迫力のある陳列にするため、商品を天井近くまで高く積み上げた。そして、「ごろっとグラノーラ」シリーズと「シスコーンBIG」シリーズの各アイテムをラインアップ。そのインパクトとともに、豊富な種類があり、好みで選べることもアピールしている。

 さらに、オリジナルPOPで「55周年」というロングセラーを訴求し、「シスコーン坊や」をはじめとするキャラクターを大小さまざまなサイズでつくり、アイキャッチャーとして採用。子供に好評で、親子連れの来店客の立ち寄り率が高い売場となった。

 オリジナルPOPを作成した本部青果の浅野久美氏は「新妻上席店長と相談しながら、アイデアをもらいながらPOPをつくっています」と話し、今回はロングセラーの自信と、多くの人に愛されている魅力をかわいいキャラクターで表現する演出を取り入れたという。そのねらいが、多くの来店客の興味を喚起する結果となった。

楽しさや新しさの発見を重視


各部門がメニュー提案とともに関連販売を実施。新商品や新しい食べ方を提案型の販促でアピールしている築館店

 「地方のスーパーマーケットで、シニア層の顧客が中心の築館店は、工夫が必要」と話す新妻上席店長。シニア層は、慣れ親しんだ商品を買い続ける傾向が強く、新商品の購入やブランドスイッチは難しい。しかし、いつも変わらない品揃えや売場では、マンネリとなり、顧客は離れてしまう。そのため、「新しいものが発見できる」ことや「楽しく買物ができる」ことは大きなポイントである。「『あの店で買物をしたい』とか、『買物をするなら、あの店へ行く』と思ってもらえる店舗にならなくてはなりません」と新妻上席店長は考えている。

 そこで、同店では、商品のテーマやコンセプト、特徴や使い方など、消費者にわかりやすい訴求を行っている。メーカーからのリリースなどの文言をそのまま使うのではなく、「当店の顧客には、どのような表現や文言が届くのかという消費者発想にこだわっている」(新妻上席店長)。

 顧客との日々のコミュニケーションを重視することで、嗜好や暮らし方などの情報収集ができるので、そこから発想して売場づくりやPOPづくりが行える。それが、同店のオリジナリティーにもなっている。このような取り組みが、「新しいものに出会え、楽しい買物ができる店」へとつながっていく。

 「日清シスコのシリアルは、種類も豊富で、糖質オフ商品もあるので、消費者に自信をもってすすめられる商品。今後も大きく育てていきたいと思っています」と新妻上席店長。そのためにも、同社のコンテストには今後も積極的に取り組んでいくことを考えている。

迫力があり、選べる商品ラインアップの売場となったことから、男性客の注目も集め、2~3種類を購入していくケースが多く見られた