受賞店の声菓子

(株)道北アークス ウェスタン川端店様
家族で楽しむ 第5回 日清シスコのシリアルフェアー ディスプレイコンテスト
ボリュームコース グランプリ


主催:日清シスコ

巨大な「シスコーン坊や」とお皿の上のグラノーラを店頭で表現

大陳への積極的な参加で集客につながる演出をめざす


左から、株式会社道北アークス 第1販売グループウェスタン川端店 店長 藤本一哉氏、同店グロサリー担当 笹尾隼人氏、同店グロサリー担当 石原直也氏、日清シスコ株式会社 営業本部 北海道支店 主任 西川文人氏

 日清シスコのコンテストに継続して参加してきたウェスタン川端店は昨年準グランプリを獲得。第5回目の今回、ついにグランプリを獲得した。

同店店長の藤本一哉氏は、「担当者が努力した結果ですので、大変うれしいです。近年は当店の商圏でも高齢化が進み、客単価が下がる傾向にあります。そうした環境下で、大陳コンテストへの参加は、売上や利益をいかに上げていくか、その前提としていかに集客につなげられるか、という観点から重視しています」という。

同店グロサリー担当の笹尾隼人氏は、「日頃から大陳コンテストには積極的に参加しており、年末以外の時期にほぼ毎月1~2回大陳を行っています。日清シスコさんの商品は日頃からよく売れている商品で、今回のコンテストは夏休みの時期とも重なっていたため、お子様の“朝食訴求”をテーマにして展開しやすい時期でもありました」という。

パーツごとに手作業で「シスコーン坊や」を制作


ウェスタン川端店

 今回の受賞陳列は、お皿に見立てた円形の陳列台の上のグラノーラを「シスコーン坊や」が食べているようすをイメージ。「シスコーン坊や」の写真を見ながら、パーツごとに手作業で作り上げた。陳列そのものには、ほぼ1日かかっているという。

同店グロサリー担当の石原直也氏は「日頃からこうしたアイデアは担当者を中心に、みんなで考えています。今回は、袋の新パッケージを見た時に、その色彩を生かして、グラノーラに牛乳をかけた状態を表現できるのではないかと考え、比較的すぐにアイデアが決まりました」という。

また笹尾氏は、「コンテストによってメーカーが明確なテーマを設定している場合は、それに沿って陳列のアイデアも比較的考えやすいのですが、そうでない場合は、毎年参加しているとアイデアを考えるのが難しくなることもあります。社内も含め、他店の陳列を見て勉強することも多いです」という。

巨大な「シスコーン坊や」のイラストはかわいらしいだけでなくインパクトも強く、多くの来店客の注目を集めた。日頃から大陳を展開しているスペースなので、陳列途中から「今回は何やってるの」などと声をかける顧客も多く、販売実績も好調だったという。

石原氏は「反省点としては、買いやすさはどうだったのかという点があります。袋を積み上げていると商品が売れるにつれて山が崩れてくるので、頻繁に補充が必要でした。その点、改善の余地があったのではないかと思っています」という。

藤本店長も、「大陳に参加することにはさまざまな意義があると思いますが、コンテストのための陳列になってしまってはいけない。まずお客様の目線を意識した陳列でなくてはならないと思っています。ボリューム感を出すという点についても、ひたすら多く積むだけではなく、什器や販促物が進化している中で、それを生かす陳列技術によって迫力を出すような工夫も必要だと思っています」という。

今後も同店では、店頭からの情報発信によって、シリアルの多様な食べ方や食シーンの提案に力を入れていきたいと語ってくれた。

「シスコーン坊や」がお皿のグラノーラを食べるようすを陳列で表現。「ごろグラ大豆」のパッケージの黄色をシリアル生地、同様に果実・抹茶・いちごの各商品の色を具材に見立てるというアイデアが秀逸。注目度の高い、インパクトある演出に成功した