受賞店の声加工食品

2024年夏 焼肉のたれ宮殿 ディスプレイコンテスト 「宮殿」コース グランプリ ㈱そごうマート 梅本店

2024年夏 焼肉のたれ宮殿 ディスプレイコンテスト

主催:日本食研ホールディングス株式会社

均整のとれた「レッドカーペット」で初代グランプリを獲得!

商品のストーリーを組み込んだ端正なデザインのディスプレイ

㈱そごうマート 梅本店

㈱そごうマート梅本店 店舗外観

日本食研が主催する「2024年夏 焼肉のたれ宮殿ディスプレイコンテスト」が開催された。日本食研にとって初めてのコンテストになる。記念すべき「宮殿」コースの初代グランプリに選ばれたのは、愛媛県松山市のスーパー、そごうマート梅本店だ。

地元密着型の、創業から60年を超える老舗スーパー。グロサリー部門の陳列コンテストとして、初参加にしてグランプリを獲得。「いまだに正直、信じられない」と、店長の竹田友和氏はグランプリ受賞についてその驚きを語ってくれた。

均整のとれた色使いが特徴的なディスプレイ。「宮殿」の持つ鮮やかなパッケージをうまく生かしてつくられている。ディスプレイのイメージは宮殿の中へ誘うレッドカーペット。カラーコントロールのうまさだけではなく、商品名やデザインの持つストーリーをうまく組み込んだことが、今回のグランプリ受賞につながった。

「ディスプレイについ引き寄せられて、思わず手に取られるお客さまの姿を何度か目撃しました。定番棚に戻った以降も、コンスタントに売れています。ブランドスイッチを促せたのではないかと思います」(竹田氏)

地域に根ざした提案力こそが地元スーパーならではの「使命」

㈱そごうマート 梅本店

(左から)日本食研㈱ ホールセール西日本営業部 中四国営業ブロック 高橋 愛氏、㈱そごうマート 梅本店 店長竹田 友和氏、㈱そごうマート 取締役統括営業部長 兼食品バイヤー 森本 英明氏

「地域とともに生きるスーパー」をモットーに展開するそごうマート。地産商品を含めた生鮮三品のクオリティに定評がある。とくに精肉は売上構成比の実に21%を誇るという。ポテンシャルの高い精肉を最高の状態で食べていただきたい。今回のコンテストへのチャレンジは、そごうマートの精肉を信頼してくれる購買者に対しての強い気持ちがあったという。

また、地産食品に対する深い愛情を持っていることにも注目したい。今回のコンテストの主催である日本食研は、実は愛媛県に本社のある企業。「宮殿」についても「実は愛媛のソウルフードなのです!」と竹田氏は語る。そんな「宮殿」が、これからも長く地元・愛媛の味としてあり続けてほしいという思いから、ディスプレイづくりにも力が入ったという。

そんなそごうマートの地元愛を一目で感じられる時期がある。お盆のように県外からの帰省客が増える頃には普段の売場とは違う、「ハレの日」の陳列を行うそうだ。テーマはズバリ、「愛媛を持って帰ろう」。地産のお刺身や精肉はもちろん、日本食研を含めた地元企業の食品や飲料、お菓子などを大きく展開し、アピールする。大量購入者も少なからずおり、段ボールのケースで用意している商品もあるという。そごうマートが持つ地元への熱い気持ちはもちろん、県内外の購買者に愛媛産製品の素晴らしさがしっかりと伝わり、定着していることがわかるエピソードだ。

竹田氏とともに陳列を担当された食品バイヤーの森本英明氏はこう語る。「愛媛県ならではの地元産の商品を豊富に取り入れ、皆さんに提案すること。そのことこそが、大手スーパーにはできない私どもの使命ではないかと常々感じております。愛媛の、地元のスーパーだからこそ、これからも地元の人たちに近い存在でいたいと思います」

㈱そごうマート 梅本店

焼肉のたれ宮殿のパッケージの赤と黄色を生かして、レッドカーペットの階段を表現した陳列。商品の世界観を巧みに表現しており、お客さまがつい引き寄せられる売場となっている