売場活性化や販売促進策として最適なディスプレイコンテスト

売場が目立つための工夫

POPや陳列技術を駆使して目立つ売場づくりが行われたグランド千種若宮大通店

昨年の10月〜11月にかけて実施された「2022 日本ルナ ディスプレイコンテスト」において、大陳コースのグランプリを受賞したのは、マックスバリュ東海㈱（静岡県浜松市、作道政昭代表取締役社長）のグランド千種若宮大通店である。デイリーチーフの安藤篤志氏は「昨年は準グランプリで、今回はグランプリ受賞。ステップアップできたのでうれしいです。高い評価をいただき、ありがとうございます」と語ってくれた。

平台冷蔵ケースでの展開になることから、「お客さまの目をいかに引くかが大きなポイントとなります」と飲料担当の早川哲史氏。さらに、見て楽しく興味を引く演出で立ち寄り率を高めることも必要な要素となる。

そのため、主力の「バニラヨーグルト」シリーズをはじめ、「のむバニラヨーグルト」、「イーセイ スキル」シリーズ、「乳酸菌スムージー」、「とろけるラッシー」の商品写真を大型POPにして、天井から吊るすシーリングに採用。離れたところからでも目立つ演出が行われた。

商品もカラフルなパッケージカラーを生かしたり、動きのある陳列を実施するなど、興味を喚起する工夫がある売場である。

イベントとして売場活性化につながったり、売上アップにも貢献するなど、「コンテスト参加には、効果があることを再認識しました」と安藤チーフは話してくれた。

メーカーの協力に感謝

左から、マックスバリュ東海㈱ グランド千種若宮大通店 チルド飲料担当の早川哲史氏、デイリーチーフの安藤篤志氏、と日本ルナ㈱ 中部圏営業所の佐藤遼氏

静岡県、愛知県など、東海地区を中心に広域でスーパーマーケット（SM）を展開しているマックスバリュ東海㈱。「お客さま第一」を掲げ、地域の消費者の暮らしを支えるSMとして、「じもの」の「おいしい」を積極的に提供している。

グランド千種若宮大通店は、JR「鶴舞駅」から約1Kmの立地で、幹線道路にも面していることから、日々の買物や週末のまとめ買いにと、多くの消費者に利用されている。

顧客層は幅広く、単身者や外国人も増えている。そのため、多彩な顧客のニーズに応えるため、商品ラインアップも細かな配慮が行われている。

最近の健康志向に応えるオーガニック商品や機能性商品、単身者向けの個食需要に応える商品など、ニーズに合わせた豊富な品揃えが行われている。この傾向に合致しているのが、日本ルナの商品ということだ。人気の「バニラヨーグルト」シリーズをはじめ、健康志向の消費者に好まれる「腸活習慣」シリーズや「乳酸菌スムージー」シリーズなど、愛好者が多い。「外国人や若者に人気なのが、『とろけるラッシー マンゴー』」と安藤チーフ。今回のコンテストでも、売上上位の商品となっている。

「コンテストの時だけでなく、普段から売場づくりのアドバイスや支援をしてくれる日本ルナの担当営業さんには感謝しています。ブランド力のある商品なので、一緒に日本ルナの商品を育てていければと思います」と安藤チーフ。次回のコンテストも挑戦する考えである。