受賞店の声即席麺

明星食品 2023年春 ディスプレイコンテスト 企業賞グランプリ ㈱サンベルクス

明星食品 2023年春 ディスプレイコンテスト

主催:明星食品株式会社

おいしさと糖質オフを両立「ロカボNOODLES」迫力あるディスプレイで来店客にアピール

2021年以来2年ぶりとなる企業賞を受賞

㈱サンベルクス グロサリー商品部課長 木原哲朗氏(右)、明星食品㈱ 営業本部 東京営業部 首都圏営業一課 畠山承氏(左)

㈱サンベルクス グロサリー商品部課長 木原哲朗氏(右)、明星食品㈱ 営業本部 東京営業部 首都圏営業一課 畠山承氏(左)

2023年4月1日から6月2日の期間で開催された明星食品の「2023年 春ディスプレイコンテスト」。今回のコンテストでは「チャルメラ」の5食パックや「一平ちゃん」といった定番品に加え、「濃いぜ!一平ちゃんBIG」や「ロカボNOODLES おいしさプラス」といった新機軸の商品群も対象としている。

企業賞を受賞したサンベルクスは、東京都、千葉県、埼玉県の1都2県に地域密着系の食品スーパー「スーパーベルクス」を展開。商品知識が豊富な社員を多く有し、青果、鮮魚、精肉、総菜など、それぞれの部門の強みを生かした「専門性追求型スーパーマーケット」を目指すことで他社との差別化を図っている。

ディスプレイコンテストへの参加も意欲的で、今回の企画についても全45店舗がエントリー。「一平ちゃん」シリーズと「ロカボNOODLES おいしさプラス」シリーズ、どちらの商品群についても、エントランスや催事コーナーでのボリューム感のある陳列で来店客の視線を集め、売上に貢献した。

明星食品のコンテストでの企業賞グランプリ受賞は、21年春以来2年ぶりとなる。今回の受賞について同社のグロサリー商品部課長の木原哲朗氏は「明星食品さんは当社のカテゴリーリーダーであり、日頃から大変お世話になっている。今回のコンテストでは、定番の『一平ちゃん』だけでなく、付加価値型の『ロカボNOODLES おいしさプラス』の大量陳列にも挑戦できた点が良かった」と語る。

同社内での「ロカボNOODLES おいしさプラス」への評価は高い。「マネージャー会議内で明星食品さんにプレゼンテーションしてもらい、実際に試食も行った。ロカボなど糖質オフ系商品は味覚や食感に課題を感じる商品も多いが、『ロカボNOODLESおいしさプラス』は味もよく、特に《酸辣湯》は社内でも非常に好評だった」と木原氏。

糖質オフ系のカップ麺は価格訴求型のカップ麺に比べて商品の魅力が伝わりにくいことから、トライアルを促進するためディスプレイコンテストを活用。大量陳列を行うことで来店客の目に触れる機会を増やし、価値伝達に努めたという。

買上点数の向上を目指し各カテゴリーで重点販売を強化

昨今の物価上昇を受けて売上金額以上に買上点数を意識する流通企業が増えている。サンベルクスでは月に1度、各カテゴリーの売り込み商品を決めて全店で展開する重点販売に注力している。通常の特売は売り切りが基本だが、重点販売の場合、期間内の買上点数および買上率を基準としていることから、前年の数字を追いかけつつ追加発注も行い、期間内はしっかりと売り込む。コンテスト対象商品である「一平ちゃん」は、この重点販売のローテーションに組み込まれているという。

ディスプレイコンテストで数多く上位入賞しているサンベルクスでは、前述した重点販売商品や新商品コーナー、エンド展開について、各店舗がMicrosoft Teamsを活用して売場画像をリアルタイムで投稿、全社で情報共有を行っている。この情報共有は、売場づくりのスキルを向上させるとともに、買い上げ点数アップに向けたモチベーション向上にもつながっているという。

今後の即席めんカテゴリーの売場戦略について木原氏は、「当社は、他社と比較すると袋麺に課題を感じている。明星食品さんは価格訴求型の商品だけでなく、『中華三昧』や『麺神』といった付加価値型の袋麺にも強みを持っていることから、今秋以降、単品袋麺の販売も強化していきたい」と抱負を語っている。

エントランスで「一平ちゃん」を大量陳列した岩槻城北店(上)と催事コーナーで「ロカボNOODLES おいしさプラス」を展開した北松戸店(下)

エントランスで「一平ちゃん」を大量陳列した岩槻城北店(上)と催事コーナーで「ロカボNOODLES おいしさプラス」を展開した北松戸店(下)