受賞店の声菓子

明治 店頭陳列・演出コンクール #推しチョコバレンタイン ディスプレイコース スーパーグランプリ賞 オオゼキ上町店

明治 店頭陳列・演出コンクール #推しチョコバレンタイン

主催:株式会社明治

チョコレートのパッケージでハートマークを手づくりグミを含む多様な商品を提案する売場づくり

“上町店の売場はすごいな”とアピールしたい

ディスプレイコーススーパーグランプリ賞オオゼキ上町店

株式会社オオゼキ オオゼキ上町店

2024年2月に実施された明治の「明治店頭陳列・演出コンクール#推しチョコバレンタイン」で、ディスプレイコーススーパーグランプリを受賞したのは、㈱オオゼキのオオゼキ上町店。東急世田谷線「上町」駅から徒歩1分の駅前立地で、若年層のニーズを踏まえた売場づくりを展開しており、駐車場を備えていることから、広域からの車での来店客も多い店舗だ。

同店店長の小川敏郎氏は、「店舗の運営はある程度個店の裁量に任されている部分も多く、コンテストへの参加も店で判断するケースが多いです。スタッフのモチベーションが高く、大陳企画への参加意欲も高いので、売場担当からの意向を受けて参加する場合が多いですね」と語る。

今回の陳列を担当したデイリー部門の渡邉和樹氏は、「大陳などのプロモーションについては、日頃から積極的に取り組んでいます。お客さまに喜んでいただくことをめざして、スタッフ自身も楽しんで取り組んでいる雰囲気がありますね。また、店舗の近くに会社の研修センターがあり、そこに毎月数回、各店の店長やグループ長が集まります。その機会に上町店を見ていくことも多いので、“上町店の売場はすごい”とアピールし、驚かせたい、という気持ちもあります」という。

売場の前で写真を撮りたくなる 楽しさのある売場をめざす

ディスプレイコーススーパーグランプリ賞オオゼキ上町店

株式会社オオゼキ オオゼキ上町店 店長 小川敏郎氏(右)、デイリー部門 渡邉和樹氏(左)

渡邉氏は、陳列のアイデアについては、参加が決まってすぐにイメージがわくケースと、固まりにくいケースがあるという。「今回はバレンタインがテーマですので、まずお客さまに喜んでいただけるような楽しい売場をつくろうと考え、陳列のイメージはすぐに浮かびました。お客さまが売場の前に立って、写真を撮りたいと思うような売場をめざしました」という。

まず品揃えのバリエーションを多くし、定番にない商品も積極的に導入。売場中央の背後の壁に、板チョコのパッケージ画像を使ったハートマークを手づくりして掲げ、同じくパッケージで、ハートを射抜く矢を表現。賑やかなディスプレイをあしらい、ダイナミックでオリジナリティにあふれる演出を展開した。

「画像データなど、必要なものは明治さんにいただきましたが、今回は手づくりのハートマークをほぼ1人で作成したので時間がかかって大変でした」と渡邉は笑う。販売実績も好調で、定番にない商品を紹介した結果、よく売れた商品を新たに定番に組み込むなど、大陳後の販促にも効果があったという。

小川店長は「大陳ではきっちり売り切ることが重要です。それだけに売り方だけでなく、商品や発注量をよく考える必要がありますが、店舗としての伝統になっているプロモーションへの積極的な取り組み姿勢は、今後も維持発展させていきたいと考えています。コンテストで評価されることはスタッフのモチベーションアップにもつながっています」と語る。

渡邉氏も「私としては、売場づくりに力を入れている店としてオオゼキ上町店をもっと有名にしたい。社内でも社外でもすごいな、と思わせたいです」という。

今回売場を展開したスペースは、今後ワインコーナーに転換することになっているが、それ以外のプロモーションスペースを確保し、今後も積極的に参加していきたいと抱負を語ってくれた。

ディスプレイコーススーパーグランプリ賞オオゼキ上町店

ワイドに展開する迫力ある売場を展開。中央の壁に商品パッケージを使って手づくりしたハートマークを表現するなど、楽しく、独自性のある演出を行った