受賞店の声加工食品

明治 店頭陳列・演出コンクール ディスプレイコース スーパーグランプリ 生活協同組合 COOP BESTA ひがし

明治 店頭陳列・演出コンクール

主催:株式会社明治

「チョコレートで、もっと話そう。」のテーマをボードやオリジナルPOPなどで訴求

店舗で最も目立つレジ前催事スペースで展開

生活協同組合 COOP BESTA ひがし

生活協同組合 COOP BESTAひがし

COOP BESTAひがし店は、生活協同組合コープあいづが運営する店舗。喜多方ラーメン発祥の地であり、蔵の街として、またしだれ桜並木などで知られる福島県喜多方市内に立地している。

同店店長の大内定明氏は、「生協の店舗ですので、お客さまの大半は地元の組合員の方ですが、観光客の方も多くいらっしゃる店舗です。とくに生鮮や総菜の品揃えには力を入れており、地元で長くご愛顧いただいています」という。

明治主催のディスプレイコンクールには、基本的に常に参加しており、これまでも多くの授賞実績を持つ。しかしスーパーグランプリは今回が初めての受賞だった。陳列を担当した井上節枝氏は、「参加するからには何か賞が取れればと思っていましたが、まさかスーパーグランプリをいただけるとは、まったく考えていませんでした。本当にびっくりしています」と喜びを語る。

今回の陳列は、バレンタインデーがテーマであることを踏まえ、楽しさを演出することをもっとも意識したという。

陳列を行った場所はレジ前の催事スペースで、さまざまな催事展開を行っている売場。入店客のほとんどの目に入る一等地でもあり、注目度も高かった。来店客が陳列作業中に立ち止まって見ていくほか、「今度何やるの」などと声をかけられることもあったという。

陳列に取り組んだ経験が今後のスキルアップにつながる

生活協同組合 COOP BESTA ひがし

(右から)生活協同組合 COOP BESTAひがし・店長大内定明氏、同店菓子担当・井上節枝氏、株式会社明治 北日本支社 営業企画部SPスタッフ・渡部智子氏、同社北日本支社 量販営業一部・洞口雅明氏

今回は陳列では、基本的に明治から支給される専用什器や段ボール、ボードなどを活用して売場を構築した。商品もさまざまな種類を揃えたが、メインで前面に打ち出したのは、「チョコレート効果」。

井上氏は、「最近のバレンタインデーは、身近な人に日頃の感謝を伝えるためにチョコレートをプレゼントしたり、自分自身のために購入されるケースが増えています。そうしたトレンドの中で、とくに健康志向の商品の人気が高まっていますので、取り入れました」という。

今年のバレンタインデーで明治は、チョコ文字でメッセージカードをつくる「チョコレートメッセージメーカー」をサイト上で展開。「チョコレートで、もっと話そう。」という訴求を行っている。

これに絡めたコメントを、POPとして掲示した。「POPは明治さんの担当の渡部さんがつくってくれたものですが、バレンタインデーへのそれぞれの想いを盛り上げる効果があったと思います(」井上氏)

また「チョコレートは明治」のPOPを左右に天井から吊下げるなど、細部にもこだわった演出を展開。こうしたオリジナルの販促物は、100均ショップで購入した資材や、パソコンなどを駆使して手づくりしたものだ。

井上さんは、「こうした作業は通常業務の合間に行っていますが、やっていてけっこう楽しんでいます。最初の頃はやり方もよくわかりませんでしたが、本部のバイヤーが高い陳列スキルを持っている人なので、アドバイスをもらったりしています。今では他店の売場やほかの業態店の陳列を、何か応用できるのではないか、という観点で見てしまいます」と、意欲的に取り組んでいる。

また大内店長も、「コロナ禍の影響もあり、店頭販促には難しい面がありますが、商品の価値を売場から積極的に伝えていく意味でも、こうしたコンクールに参加することは意義があると思います」と評価。今後も機会がある限り、積極的に参加していきたいという。

生活協同組合 COOP BESTA ひがし

ボードやオリジナルの販促物、風船などで飾り付けたカラフルで楽しい売場を演出。「チョコレートで、もっと話そう。」のボードやオリジナルPOPを掲げて、メッセージ性のある売場づくりにも成功している