受賞店の声菓子

明治 店頭陳列・演出コンクール お菓子で夏祭り ディスプレイコース スーパーグランプリ賞 Aコープ九州 ララベル店

明治 店頭陳列・演出コンクール お菓子で夏祭り

主催:株式会社明治

オリジナルボードでナッツチョコレートを訴求 季節感あふれる演出で顧客の目を引きつける

“夏休み”をテーマに設定 ファミリー客が楽しめる売場に

Aコープ九州 ララベル店

Aコープ九州 ララベル店

JAグループの株式会社Aコープ九州は、さまざまなディスプレイコンテストで受賞実績をあげており、中でもAコープララベル店は、受賞実績の多い注目店だ。

今回の陳列を担当したのは、同店で菓子・日雑部門を担当する梶山順子氏。さまざまな部門を経験するなかで、数々のディスプレイコンテストに参加してきた。

「今回は夏祭りがテーマでしたので、夏休みをコンセプトに、お子様に喜んでいただけるような、季節感のある楽しい演出にしようと考えていました。明治の担当営業の和田さんが、夏とナッツチョコレートをかけてキャッチフレーズを提案してくれて、それがよかったので、使わせていただきました」と語る。

そこで採用されたキャッチコピーは、「夏ナツ ナッツがきたー!!」というもの。シンプルな語呂合わせだが、活気と同時にちょっとクスッとするような楽しさを感じさせるフレーズだった。

「これを記載した大きなボードを、デザインの得意なスタッフに制作してもらいました。太陽のイラストをあしらったほか、7月22日が『ナッツの日』であることなど、さまざまな情報を盛り込みました。ボードのできが、私が思っていた以上によかったので、うれしかったです」(梶山氏)

このほか、浮き輪や麦わら帽子、スイカのバルーンや、キャラクターのイラストなどを配置。夏休みらしい季節感を演出し、売場を盛り上げている。

また一部商品については、レトロ感のある復刻版デザインの商品を導入。長く親しまれてきた明治のロングセラーブランドをアピールした。

店頭の催事売場の演出が店全体の活性化につながる

Aコープ九州 ララベル店

Aコープ九州 ララベル店 菓子・日雑担当・梶山順子氏(右)、株式会社明治 西日本支社 量販営業部営業三課・和田俊亮氏(左)

陳列を行ったのは、出入口前の催事スペース。来店客の目につく一等地だ。梶山氏は、ボリューム感と楽しさのある演出を心がけると同時に、「お子さまでも商品が取りやすく、買いやすい売場をつくること」を意識したという。

実際に大陳を行ってみると、積んだ直後から思った以上に売れ行きがよく、かなり早い時期に売り切ることができた。

また今回のコンテストへの参加について梶山氏は、「これまでも明治さんのコンテストには継続的に参加しています。店では時期ごとにさまざまな催事展開を行っていますが、夏場とバレンタインデーの時期は、最初から明治さんの大陳を予定に入れているような形です」という。

メーカー主催の大陳コンテストについてはこれまで、企業としても店舗としても力を入れてきたが、梶山氏個人としては、参加する意義について、次のように考えている。

「いつもご来店いただくお客さまが驚くような、変化のある演出を行うことで、店舗全体の活性化につながると考えています。お客さまにもそうした変化を通して、少しでも楽しんで買物をしていただければと思っています」

ふだんからさまざまな大陳を行っているため、お客さまからも注目されており、陳列作業をしていると「次はなにやるの」などと、声をかけられることも多いという。もちろん梶山氏は、次回の明治の企画にも参加するつもり。「よりお客さまに喜んでいただけるような演出を考えて、チャレンジしてみたいと思います」と語る。

Aコープ九州 ララベル店

大きな自作のボードに太陽のイラストと、独自のキャッチフレーズをあしらったオリジナル性の高い演出。夏休みをイメージさせる小道具もうまく配置されており、季節感を感じさせる陳列を展開した