オリジナルのメインボードや自作の販促物などで目に付きやすい売場を実現
大規模店ならではのボリューム感のある陳列を展開
今回のコンテストでグランプリに輝いたのは、南九州エリアで店舗展開する㈱ニシムタが運営するN’sCity谷山店。
担当した同店日配担当の田代凛氏は、「着任して間もない時期に決まった企画への参加だったため、不安もありましたが、雪印メグミルクさんのご担当の方に後押ししてもらいながら、何とか売場をつくりました。結果がグランプリということで、本当に驚いています。今回参加した当社の店舗の中でも規模の大きい陳列だったので、評価していただけたことは大変うれしいです」と語る。
同店は、ニシムタ店舗の中でも最大規模の売場面積を持つ。大規模店舗だけに、広域からの集客力が高く、平日は高齢者層が多いが、週末は子供連れなど、ファミリー層の来店も多い。健康や機能性に関心を持つ層も多く、会社としても日頃からそうしたニーズに対応する商品の品揃えに力を入れている。
「今回はカルシウムや機能性たんぱく質などを打ち出す食品がテーマでしたので、その意味でも参加しやすいコンテストだったと思います。また『毎日骨太』シリーズ商品はもともと品揃えしていたのですが、今回は新商品も対象商品に含まれていましたので、この機会に打ち出してみたいと考えました。売場展開をした時期がちょうどゴールデンウィーク期間だったため、お客さまの反応もよく、陳列途中から足を止めて商品について質問されたり、購入されたりするお客さまもいらっしゃいました」(田代氏)と、手応えを語る。
インパクトのある陳列で商品の特徴をわかりやすく訴求
今回の陳列では14尺の平台を使用し、対象商品を全品陳列。ボリューム感いっぱいの売場をつくりあげた。
陳列の主要テーマとしては、改めて「骨」が誰にとっても大切なものであることを訴求する「あなたの人生を骨太に」とし、オリジナルのボードやPOPと、メーカー支給のビッグダミーなどを駆使して、メッセージ性が高くインパクトのある演出を展開。商品の特徴をわかりやすく訴求した。
田代氏は、「陳列のアイデアは雪印メグミルクさんにかなり出していただいて、陳列にもご協力いただきました。私が意識したのは、ブルーを基調とした商品の色を生かしたカラーバランスと、大きな陳列スペースを活用して、目立つ陳列にしたいということでした」という。
また雪印メグミルク九州統括支店で、同店を担当する島名鈴美氏は、「かなり高い位置にボードや販促物を掲げることにしたため、落ちてきたりしないようにしっかり固定するように注意しました。また既存のビッグダミーをテーマに応じて改良したり、骨をモチーフにした切り抜きのイラストやディスプレイを自作するなど、田代さんと一緒に手づくりで作業しましたので、結果が出て本当に良かったと思っています」と話す。
今回展開した新商品の中では、「毎日骨太 高たんぱくカフェオレMBP®」の動きがとくに好調だったという。田代氏は「今後も高齢化が進んでいくなかで、健康的な商品をお求めやすい価格で提供していくことが大事だと思っています。常温で展開している「関節ケアドリンク グルコサミン」も好調です。雪印メグミルクさんには、これからもこういった商品をたくさん開発していただきたいと考えています」と語ってくれた。