受賞店の声加工食品

韓国グルメを楽しもう! スンドゥブディスプレイコンテスト 大陳コース グランプリ ㈱文化堂 ウィラ大井店

韓国グルメを楽しもう! スンドゥブディスプレイコンテスト

主催:丸大食品株式会社

売場づくりの基本はテーマ性!そのポリシーでグランプリ受賞

味と手軽さ、関連販売訴求

㈱文化堂 ウィラ大井店

14年前の「ウィラ大井」オープン当時からのテナントとして消費者に親しまれているウィラ大井店

昨年の10月から11月にかけて実施された丸大食品の「韓国グルメを楽しもう! スンドゥブ ディスプレイコンテスト」において、大陳コースのグランプリを受賞したのは㈱文化堂(東京都品川区、山本敏介代表取締役社長)のウィラ大井店である。副店長兼食品全課担当の内藤悠人氏は「売上アップの施策としてコンテストに参加していたので、まさかグランプリを受賞できるとは思っていませんでした」と受賞の喜びを笑顔で語ってくれた。

食品全課主任の清水太暉氏は「弊社は、テーマ性を持った売場づくりを基本にしています」と話してくれた。今回は調理の簡便性と味わいの深さをテーマに売場づくりが行われた。「おいしい定番メニュー豆腐があればすぐできる!」「スンドゥブと豆腐と卵で!」「お肉と魚介の旨みと自家製辛味調味料のあっさりピリ辛スープ」と商品特徴やおいしさを売場上部のシーリングPOPと腰巻でアピール。購入意欲を高めるアプローチとなっている。

さらに、マイルドの緑色、ごま豆乳の黄色、辛口の赤色とパッケージ色を生かした陳列とボリューム感によって、視認効果もアップしている。加えて、売場の横に卵を配置し、関連販売も実施することで、より販促効果が高い売場になっていた。

実施時期は例年に比べ、気温が高い日が続いており、売上を心配していたというが、暖冬傾向にもかかわらず、予想をはるかに超える売上を記録する結果となった。

2024年は新規開拓に挑戦!

㈱文化堂 ウィラ大井店

14年前の「ウィラ大井」オープン当時からのテナントとして消費者に親しまれているウィラ大井店

㈱文化堂は、東京を中心に、神奈川の川崎市と横浜市を含め、21店舗のスーパーマーケットを展開している。ウィラ大井店は、大井競馬場前のショッピングモール「ウィラ大井」のテナントとして出店している。施設内には、飲食店をはじめ、ホームセンターやドラッグストア、大型家具店などが揃っている。平日は、近隣のシニア層の利用が多く、週末は自動車で来店するファミリー層が圧倒的だ。

そのため、週末に向けてボリュームをつけた陳列を行ったり、平日から週末にかけて準備を進めていた新商品の見せ方や提案型の売場をつくりあげている。

「当社のテーマ性を持った売場づくりですが、昨年度のテーマは『おいしい、楽しい、新しい』でした。生鮮品を強化できれば、日配やグロッサリーが引っ張られて、売上がアップできると考えているからです」と内藤副店長。その逆も成立することから、各売場でテーマ性のある売場展開を行っている。その結果、新型コロナ明けから、買い上げ点数も客単価もアップしているという。

また、同社は本部交渉が基本であるが、「丸大食品の営業担当者さんは、店舗にも立ち寄ってくれ、情報提供や売場づくりの支援もしてくれるので、とてもありがたいです」と清水主任。

今年の4月に、ウィラ大井に新館ができ、劇場やテナントが増え、近隣にはマンションも建設される。この新規顧客開拓のチャンスを生かすには、テーマ性を持った売場づくりが力を発揮する。「テーマ性のある売場づくりを続けることで、顧客開拓を行い、次回のコンテストでもグランプリを狙いたい」と内藤副店長は語ってくれた。

㈱文化堂 ウィラ大井店