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年次推移
食用油は2021年に入ってから値上げが複数回発生している。KSP-POSでは7月中旬以降前年よりも高い平均価格が続いていおり、直近では前年よりも34円高い値となっている。
▲KSP-POS食品SM (月次 2018年11月~2021年10月計)
細分類別
平均価格の上昇が目立つのは、食用油の中でもっとも金額構成が大きいサラダ油・天ぷら油カテゴリー。サラダ油・天ぷら油は6月14日週に平均価格前年比104%。以降前年比プラスが続いており、直近週では前年比120%となっている。
▲KSP-POS食品SM (月次 2020年1月~2021年10月)
サラダ油・天ぷら油は、平均価格が前年よりも高くなった6月以降、大幅に数量前年比が落ち込み、マイナス基調が続いている。サラダ油・天ぷら油が数量マイナス転じた後、7月以降ゴマ油は数量プラスに転じたが、直近はマイナス。 金額ではサラダ油・天ぷら油は今年2回目の値上げ(8月出荷分からの値上げ)の影響か、8月中旬以降はプラスで推移。
▲KSP-POS食品SM (月次 2020年1月~2021年10月)
サラダ油・天ぷら油 メーカー別
サラダ油・天ぷら油のメーカー別の推移を見ると、金額シェアが大きい日清オイリオグループとJ-オイルミルズの平均価格が高くなっている。直近週の平均価格前年比は、日清オイリオグループ124%、J-オイルミルズは123%と両社とも大幅に価格が上がっている。
▲KSP-POS食品SM (月次 2020年1月~2021年10月)
値上げを実施した日清オイリオグループとJ-オイルミルズの数量前年比と金額前年比を確認すると、日清オイリオグループは数量前年比はマイナス基調で推移。金額前年比はプラス基調で推移。J-オイルミルズは7月~8月中旬あたりまでは数量、金額共に前年比大幅マイナスであった。8月下旬以降は数量プラスの週も出てきており、金額前年比はプラス基調で推移。
▲KSP-POS食品SM (月次 2020年1月~2021年10月)
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<調査概要>
POSデータ:KSP-POS 週次データ 期間:2021年3月29日週~2021年11月29日週 地域 /店舗数:全国 約910店舗 *KSP-POSは全国150社約1010店舗の食品スーパーから収集した販売情報データベースです。
食品 POS データの販売・分析・活用の株式会社KSP-SP
弊社は全国食品小売業約1050店舗から収集した POS データをメーカー様、卸売業様に活用いただくための POS 情報として販売しております。
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