受賞店の声日雑

第37回KINCHO V.I.P. 陳列コンテスト Aグランプリコース V.I.P.大賞 京王ストア桜ヶ丘店

第37回KINCHO V.I.P. 陳列コンテスト

主催:日本除虫菊株式会社

童話をモチーフにしたアイデアでロングセラー&効果をアピール!

コンセプトを楽しく訴求!

京王ストア 桜ヶ丘店

古くからの顧客とともに、新規顧客にも利用しやすい店舗として、売場の改装が行われる桜ヶ丘店

今年の夏に実施されたKINCHO殺虫剤の「第37回 KINCHO V.I.P.陳列コンテスト」において、AグランプリコースのV.I.P.大賞を受賞したのは㈱京王ストア(東京都多摩市、川田裕史代表取締役社長)の桜ヶ丘店である。営業本部スーパーマーケット商品第二部衣料課長(兼)家庭用品課長の伊藤康弘氏と家庭用品課バイヤーの須田圭一氏は「2年ぶりにV.I.P.大賞を受賞することができました。今回もメーカー様、卸様、弊社の3社が三位一体となった売場づくりができた結果です。お客様に楽しさが伝わったことが大きかったと思います」と語ってくれた。

その楽しさは、桃太郎を「除虫菊太郎」とオマージュしたコンセプトである。サルと犬、KINCHOらしくキジをニワトリにし、KINCHO商品を持たせて、蚊になった鬼を退治するというストーリーを訴求。愛されるロングセラー商品であることや、効果の高さが楽しく伝わる売場である。

さらに、商品ごとにわかりやすく陳列した棚のトップボードには、サル、犬、ニワトリのイラスト使用。それぞれ2つの使用シーンを訴求することで、もう1商品購入のきっかけづくりが行われている。

このように、地域性や季節感を基本にしたコンセプトを大幅に変更したことで、多くの来店客に注目され、売上も好調だった。

顧客が楽しめる催事を重視

京王ストア 桜ヶ丘店

営業本部 スーパーマーケット商品第二部 家庭用品課バイヤーの須田圭一氏(左)と同衣料課長(兼)家庭用品課長の伊藤康弘氏

㈱京王ストアは、東京都と神奈川県に京王ストアを中心に27店舗のスーパーマーケット(SM)チェーンを展開している。

そのなかで、桜ヶ丘店は京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」に直結している利便性が特徴の1つになっている。さらに、商圏内に高級住宅地や多摩ニュータウンなどがあることから、長い付き合いとなっているお客様に利用されるSMでもある。

安心・安全をテーマに掲げる京王ストアでは、価格よりも品質を重視。SMらしい値頃感のなかで、品質訴求の品揃えをすることで、顧客のニーズに応え、競合他社との差別化を図っている。

「前回のV.I.P.大賞受賞時は、コロナ禍の真っただ中でしたが、今回は来店客数も戻ってきています。そこで、今回の売場も注目を集め、楽しい買物の要素になったと思います」と伊藤課長。

「長いご愛顧をいただいているお客様が多く、催事スペースでの売場づくりを楽しみにしていただいています。今回は、コロナ前の活気や楽しい雰囲気が戻った象徴として受け取っていただいたように思います」と須田バイヤー。

同店は今後、売場の改装があり、スペース的に催事売場が使用できなくなるという。「お客様に喜ばれ、メーカー様、卸様、弊社の3社が協力しながら売場をつくるという魅力的な施策である陳列コンテストは、京王ストアの他店舗を活用して、継続させていく考えです」と伊藤課長は今後の抱負を語ってくれた。

京王ストア 桜ヶ丘店

トップボードに、KINCHOが「なぜ鶏をアイコン(商標)にしているのか」や「除虫菊の説明」を記載。注目度をアップさせる豆知識もアイデアになっている