受賞店の声日雑

第54回 KINCHO V.I.P. 陳列コンテスト V.I.P.大賞 スギ薬局 豊中庄内店

第54回 KINCHO V.I.P. 陳列コンテスト

主催:大日本除虫菊株式会社

売場からの提案と訴求を重視する企業の伝統を踏襲した取り組み

恒例となっている大陳

スギ薬局豊中庄内店

シニア層に便利なワンストップショッピングに最適な店として、地域住民に親しまれている豊中庄内店

今春に実施されたKINCHO防虫剤の「第54回V.I.P.陳列コンテスト」において、V.I.P.大賞を受賞したのはスギ薬局(愛知県大府市、杉浦克典代表取締役社長)の豊中庄内店である。店長の西山和輝氏は「異動してすぐに参加することになったディスプレイコンテストでした。受賞歴のある店舗ですので、プレッシャーがありましたが、V.I.P.大賞を受賞でき、ほっとするとともに、とてもうれしい」と喜びを語ってくれた。

同店で最も目立つ催事スペースである店舗の外入口で展開された売場は、構想から実際の売場づくりに約1ヵ月かけた力作である。遠くから目立つことを意識して、高さを出している。

さらに、こだわったのがパッケージのカラーリングを生かすバーチカル陳列である。バーチカルとは「垂直な」という意味。カテゴライズされた商品群を縦方向に陳列する方法で、どの商品アイテムもゴールデンゾーンに陳列されることから、接触機会が均等化される。そこで、インパクトと美しさを表現できる陳列を模索したシミュレーションなどに時間をかけた。

「恒例となっている陳列コンテストだからこそ、毎年、こだわった売場づくりを行っています。今回も、売場からの提案やアピールという企業の伝統と店舗の強みを引き継いだ売場づくりができたと思います」と西山店長は語ってくれた

地域の利便性を強化

スギ薬局豊中庄内店

㈱スギ薬局 営業本部 スーパーバイザーの春田雄一氏(右)とスギ薬局 豊中庄内店 店長の西山和輝氏

豊中庄内店は、市内の住宅地に約10年前にオープン。地域に密着した店として、処方箋の受け付けをはじめ、医薬品や食品など、ワンストップで買物ができる品揃えで地域住民の利便性を高めている。「来店客の中心はシニア層なので、地域に密着した使いやすい店づくりを行っています」と西山店長は話す。

また「KINCHOの大阪工場が目の前にあることから、地域の方に信頼されているブランドです。そのため指名買いのお客さまが多いことも特徴です」と話すスーパーバイザーの春田雄一氏。KINCHOの営業担当者の協力を得ながら、地域のお客さまの要望に応えられる売場づくりを行っている。

昨年から続いているコロナ禍の影響もあり、来店客の減少傾向は続いている。春田スーパーバイザーは「そのような状況だからこそ、お客さまにしっかりと商品訴求をすることが、より重要になった」と考えている。そうした訴求力のある売場づくりは、同社の強みであることから、その伝統的な強みを継承して、打ち出していくことをポイントにしている。

その1つの施策になるのが、陳列コンテストである。春田スーパーバイザーは「一昨年の防虫剤V.I.P.大賞に続く、今回の受賞は大変うれしい。従業員のモチベーションアップ効果があり、売上アップにも結びつくので、企業伝統の提案力と訴求力のある売場づくりを続けたい」と話す。

西山店長は「KINCHOには殺虫剤と防虫剤のコンテストがあるので、両方とも受賞できる売場づくりにしたい」と抱負を語ってくれた。

スギ薬局豊中庄内店

創業45周年を迎えたことから、「45周年ありがとう スギ薬局」というオリジナルPOPを採用。豊中庄内店とKINCHOのコラボレーション的な展開もポイントとなっている売場