受賞店の声酒類

(株)マルナカ 東浦店様
菊正宗 第11回 ディスプレイコンテスト
Aコース グランプリ


主催:菊正宗酒造

来店客が楽しみながら選べる豊富な品揃えと商品提案がポイント

売場をブラッシュアップ


写真右から、主任の東根正剛氏と、菊正宗酒造(株) 広域量販部 西日本営業所 所長代理の岩本弘人氏

昨年の秋に開催された菊正宗「第11回 ディスプレイコンテスト」のAコースにおいて、グランプリを受賞したのは(株)マルナカ(香川県高松市、平尾健一代表取締役)の東浦店である。売場づくりを担当した主任の東根正剛氏は「優秀賞は過去2回いただいたことがあるのですが、グランンプリは格別です」と喜びを語ってくれた。

リカーコーナー正面に設置された売場は、秋らしさを意識した季節演出とともに、豊富なアイテムをラインアップしている。東根主任は「季節感を出しながら、商品を選ぶ楽しさがある売場にしました」と話す。毎年、さまざまなディスプレイコンテストに参加しており、そのたびに、課題を見つけ出し、改良を続けていた。そのようにブラッシュアップを継続したことが、今回のグランプリという結果に結びついた。

また、ディスプレイコンテストに参加を続ける利点として、「演出用の販促物などのストックが増えた」と東根氏。思うようなイメージ演出を行うためには、心強い備品であり、陳列のスキルアップとノウハウの蓄積と並ぶ大きなポイントである。

今回の売場は、豊富なラインアップを行いながらも、それぞれの商品をわかりやすく伝える工夫がされている。さらに、季節感とともに、インパクトのある陳列が行われている。

このような売場をつくり出すコツは、アイデアと技術、そして、販促アイテムの相乗効果であろう。

喜ばれる提案と品揃え


地元の消費者ニーズをとらえながら、新商品などの新しい提案も行っている東浦店

四国・淡路エリアでスーパーマーケットを展開しているマルナカ。淡路市にある東浦店の顧客は、日本酒を好む高齢者が多い地域。「菊正宗は、同県の灘の酒なので、ファンが多い」(東根氏)ことから、今回のコンテストの売場も注目されていた。

ふだんは、「辛口パック」や「キクマサピン」を購入している人が、今回のコンテスト期間は、「しぼりたてギンパック」や「生酛純米」を購入するケースが目立った。また、新商品の「純米樽酒」の売れ行きもよかった。

ディスプレイコンテストは、商品提案をすることができ、定番化や売れ筋商品に育てていくきっかけとして活用できるのも魅力のひとつ。

同店は、豊富な品揃えで顧客のニーズに応えることを第一としている。店頭にない場合でも、同社の登録商品であれば、取り寄せを行っている。

「商品を選ぶ楽しさがある店」をめざしているからこそ、ディスプレイコンテストにも参加している同店。「今後も、参加は継続していきます」と東根氏は、力強く語ってくれた。


多彩なアイテムを陳列し、インパクトのある売場。選びやすくするために商品特徴をしっかり訴求している