受賞店の声菓子

Marosh マロッシュ ディスプレイコンテスト アイデアコース グランプリ ㈱ホクノー ちびホク厚別5条店

Marosh マロッシュ ディスプレイコンテスト

主催:カンロ株式会社

スタッフの情熱が生み出したキャッチーな売場に注目!

店全体がイベント会場のような徹底したディスプレイ作り

Marosh マロッシュ ディスプレイコンテスト アイデアコース グランプリ ㈱ホクノー ちびホク厚別5条店

実施メーカーの営業担当者が登場する事前告知POP。店内各所でコンテストを盛り上げている

カンロ㈱は今夏、マシュマロのようなもちもち食感が特徴の「マロッシュ」を対象商品にした「夢中になれる!もちもち弾力マロッシュディスプレイコンテスト」を開催。見事アイデアコースでグランプリを獲得したのは、北海道札幌市の㈱ホクノーちびホク厚別5条店だ。

同店はこれまでにも多数のディスプレイコンテストで上位入賞を果たしてきたが、今回のグランプリ受賞について店長の泉伸一氏は「自分たちが普段からやってきたことが、賞として形になりホッとした」と語る。

グランプリを受賞した売場を見てみると、天井からフロアまで商品の周りを黄色でまとめられたディスプレイが目を惹く。「マロッシュ」の4種類の商品パッケージのカラーにない黄色を使うことで、商品をより引き立たせたという。

フロアには「マロッシュ」を紹介するキャッチが大きくプリントされたステッカー。通路部にはイラスト付きの説明を入れることによって、今回のコンテストで初めて取り扱うことになった「マロッシュ」のイメージを来店客にわかりやすく伝えることに成功している。さらに、店舗の入り口側の窓やサッカー台にもステッカーを貼って「マロッシュ」をアピールするという徹底ぶりだ。

同店ではディスプレイの年間スケジュールがほぼ決まっており、現在は店内の4つの催事スペースを各箇所だいたい月2回ずつディスプレイ展開しているという。また、今後展開する商品を周知するために事前告知POPまで掲示。年間100回近くも大規模ディスプレイを展開するその様は、さながらイベント会場だ。同店のディスプレイを楽しみに訪れるリピーターも多く、泉氏も「中毒性」のある店舗だと自認している。

競合店に負けない売場づくりにかける想い

Marosh マロッシュ ディスプレイコンテスト アイデアコース グランプリ ㈱ホクノー ちびホク厚別5条店

㈱ホクノー ちびホク厚別5条店 店長 泉伸一氏(中央)、カンロ㈱ コア事業本部 北海道支店 支店長 前田欽市氏(左)、同社 コア事業本部 北海道支店 係長 佐伯優勇氏(右)

店舗のある厚別区は札幌市中心へのアクセスも良く、ベッドタウンとして発展してきた。近年では、区内にある新札幌駅周辺の再開発が完了し、札幌市の中でも特に注目されているエリアだ。一方、それゆえに競合店の出店もあり、競争を余儀なくされる現実もあるという。「そんな状況だからこそ早いターンで既存の売場を壊して別の展開を作り、新しい売場をお客様にアピールする自分達のスタイルを貫き通す事が大事だと考えています」と泉氏は語る。

そんな同店のコアにあたるディスプレイ。大きなポップから細部に至るまで、ラミネート加工も含め全て自分たちで制作している。レジなどを担当するパートが、比較的来店者の少ない日中の隙間時間を見つけて作業するのだという。

「中には年配のスタッフの方もいらっしゃいますが、部活をやっていた青春時代のようだと熱い気持ちでディスプレイに取り組んでいただいております。上位入賞という目標を持って売場作りに取り組むことで、パート同士の結束が生まれ、いい循環ができていると感じています」(泉氏)

コンテストを通じて、商品の売上だけではなく、スタッフの仕事に対するモチベーションまで創出できていると語る泉氏。今後も、店舗スタッフ一丸となってディスプレイコンテストに取り組んでいくという。

Marosh マロッシュ ディスプレイコンテスト アイデアコース グランプリ ㈱ホクノー ちびホク厚別5条店

レジ前のエンド2本で、黄色を基調とした売場を大々的に展開。オリジナルの販促物には「マロッシュ」の商品特徴を記載し、来店客にアピールした