若い女性に人気の「チャミスル」も提案し、新規顧客の開拓に活用!
話題の商品で訴求力アップ
今年の夏に実施されたJINRO「2020夏 ディスプレイコンテスト」において、店舗グランプリに輝いたのは㈱すぎた(愛知県岡崎市、杉田至代表取締役)の岡崎店である。同店副店長の寺島歌織氏は「前回のグランプリ受賞は2016年。それ以来、弊社の一ツ木店が3年連続でグランプリを受賞していたので、『負けていられない』との思いで挑戦しての受賞ですから、とてもうれしいです」と語ってくれた。
前年までの売場スペースに比べ、今回は、より広いスペースを確保。左右幅は2倍以上に広げ、POPとの組み合わせで高さも出すことで、インパクトのある売場となっている。
「肉料理と一緒に」というテーマで展開し、イラストを使用したオリジナルPOPで、メッセージをわかりやすく伝えられるように工夫されている。
固定ファンが多い「JINRO」をはじめ、人気が高まっている「チャミスル」を目立つセンターの位置に陳列。さらに、「サンキスト®レモネード・サワー」「サンキスト®オレンジエード・サワー」など、人気・話題の商品を多種多彩に陳列することで、アピール力をアップしている。
インパクトのあるボリューム感、商品提案、アピール力のあるオリジナルPOPのすべてが相まって、販促効果も発揮する売場となった。
大陳だからできる提案
三河地区を中心に、愛知県内全域で24店舗を展開する㈱すぎた。130年を超える歴史があり、1万種類以上の酒類を取り扱う国内最大級の専門店である。その中でも、岡崎店は、酒販店としては売場面積日本一である。
「品揃えが多いこともあり、定番売場では目立たない商品になってしまったり、見逃されてしまう場合もあります」と寺島副店長。注目されはじめた商品や推奨したい商品を提案する機会としては、ディスプレイコンテストは最適であると考えている。
今回は、韓国ドラマの影響もあり、若い女性の間で人気になっている「チャミスル」を中心に置いて打ち出している。「顧客は、中高年の方がメーンの店でしたが、『チャミスル』を提案したことで若い女性の来店客が増えました」と寺島副店長は話す。
専門店として、豊富な品揃えはもちろんのこと、その時々のトレンドにあった商品を取り入れて提案することも重要であると考えている。
専門店ならではの強みを生かして、次回もグランプリをねらいたいとのことだ。