受賞店の声飲料

いなば すごい乳酸菌ドリンク ディスプレイコンテスト ボリュームコース グランプリ ホクノースーパー厚別5条店

いなば すごい乳酸菌ドリンク ディスプレイコンテスト

主催:いなば食品株式会社

乳酸菌の数の重要性や保存性の良さなど特徴をわかりやすく発信する売場を展開

商品を徹底研究、訴求ポイントを的確に紹介

ホクノースーパー厚別5条店

ホクノースーパー厚別5条店

数多くのメーカー主催ディスプレイコンテストで受賞実績を重ねるホクノースーパー厚別5条店。ただ、日頃から入賞そのものを目的として取り組んでいるわけではなく、少しでも来店客が楽しんで買い物できるような、特徴のある店舗をめざすことが参加動機になっている。

しかし、今回のいなば食品のコンテストについては、グランプリを狙う気構えで取り組んだという。同店店長の泉伸一氏は「商品自体が昨年の新商品で、これまで扱った経験がなく、ほかの参加店がどんな陳列をしてくるかも想像がつきませんでした。不安もありましたが、参加するからには、それなりの数量を発注することになります。それを売っていくだけのインパクトのある売場を考えていくしかないと思いました」という。

そこでまず泉店長は、商品を徹底的に研究。その結果、「腸内環境を整えましょう」というメインテーマを大きく打ち出すとともに、常温で保存できるため常備に便利な点や、果糖ブドウ糖液糖や人工甘味料を使用していない点などを、じっくり説明するボードを掲げて、特徴をわかりやすく打ち出すことにした。

泉店長は「商品の明確な特徴を打ち出すことで、さまざまな乳酸菌飲料との違いを理解していただけるようにコメントを考えました。逆に難しかったのは、1個ずつの商品の大きさが小さく、全体としてボリューム感を出すためにはかなりの数量を並べる必要があったことです。また4種類の商品の、異なるパッケージの色合いをいかにバランス良く、きれいに見せるかも悩んだところです」と語る。

またキャラクターを印刷してラミネートで立体感のある模型をつくり、数多く並べることで売場に変化をつけるなどの工夫を行った。

スタッフが手分けをして多数のコンテストに取り組む

ホクノースーパー厚別5条店 (スタッフ)

ホクノースーパー厚別5条店 店長 泉伸一氏(中央)、装飾担当 宇留間勝子氏(左)、装飾担当 平田汐里氏(右)

同店のディスプレイは、泉店長のアイデアをベースにして、陳列スキルの高い経験豊かなスタッフが手分けして取り組んでいる。常に複数の企画が同時進行している状況で、通常の店舗業務を行いながらの作業は決して楽ではない。

来店客はリピーターが中心で、常にさまざまなディスプレイに取り組んでいる姿を見てきており、陳列に期待して来店する常連客も多い。今回陳列を行ったチルドケースは、そうした催事展開をひんぱんに行っている売場のひとつで、店舗奥まで来店客を引きつける役割を果たしている。

泉店長は「昨年からのコロナの影響で、お客さまも外出を抑制しているような状況ですが、せめて買い物の時は少しでも楽しんでいただければ、という思いで取り組んでいます。今回の陳列も十分関心を持っていただくことができたと思います。結果としても評価をいただけたので大変うれしいです」と語る。

また、東京オリンピックのマラソン会場となった札幌市内に立地する同店だけに、オリンピックにちなんだ催事企画もあれこれ構想してきたという。

「オリンピックの地元開催はなかなかない機会でしたが、やはりメーカーさんもコロナで動きにくい状況にあるため、今回はあきらめました。その分、こうしたディスプレイコンテストに今後も力を入れ、お客さまに喜んでいただきたいと思います」(泉店長)

ホクノースーパー厚別5条店 (北海道札幌市)

天井まで届く大きなトップボードや、フロアディスプレイの「バリア力には菌の数が大事です。」といったコメントなど、手作りの販促物を数多く駆使。全体として迫力があり、メッセージの発信力が強い演出を行った