受賞店の声加工食品

いちまさのカニかま50周年 ディスプレイコンテスト ボリュームコース グランプリ ㈱道北アークス ウェスタン川端店

いちまさのカニかま50周年 ディスプレイコンテスト

主催:一正蒲鉾株式会社

大迫力のディスプレイでグランプリを獲得

定番より3倍売れた商品も

いちまさのカニかま50周年 ディスプレイコンテスト ボリュームコース グランプリ ㈱道北アークス ウェスタン川端店

ボリュームコースでグランプリを受賞したウェスタン川端店

2024年6月1日から7月31日までの期間で開催された「いちまさのカニかま50周年 ディスプレイコンテスト」で見事、ボリュームコースグランプリを獲得したのは㈱道北アークスのウェスタン川端店。売場をつくった日配担当の内藤卓哉氏は「グランプリ獲得を狙ってはいましたが、しかし本当にいただけるとは思っていなかったので驚いています」と笑顔を見せる。

一正蒲鉾がカニかまの「かに太郎」を発売したのは1974年。その後も着実にラインアップを充実させてきた。そして、同社のカニかま誕生から50周年を迎えた今年、企画されたのが今回のコンテストである。

ウェスタン川端店では2024年6月20日から22日までの3日間、日配部門の特設コーナーでディスプレイをつくった。多くの来店客が通るコンコース沿いの場所で、一正蒲鉾の商品を強くアピール。「オホーツク」「サラダスティック」「ピュアふぶき」「サラダファミリー」「ガブリッチ 魅惑のカニかま」といった人気・主力アイテムを並べ、大迫力の売場を作り上げた。

「商品がお客さまの目にとまるよう、とにかく売場を目立たせたいと考えた」と内藤氏。大型の冷蔵平台を2台使って商品を陳列し、さらに横480cm×縦90cmの巨大POPを掲げた。そこに「いちまさのカニかま50周年」との文字を記したほか、什器の側面は、カニかまをモチーフにしたかわいらしいデザインの腰幕で飾りつけた。

意図通り、ディスプレイの注目度は高く、定番売場で展開していた時と比べ、3倍売れた商品もあった。また、普段は扱っていないアイテムも並べたことで、一正蒲鉾のラインアップ全体にスポットライトを当てることもできたという。

価格以外の価値をアピール

いちまさのカニかま50周年 ディスプレイコンテスト ボリュームコース グランプリ ㈱道北アークス ウェスタン川端店

品出し業務に従事する同店日配担当の内藤卓哉氏

㈱道北アークスは、北海道旭川市に本部を置く食品スーパー(SM)企業。「ウェスタン」「スーパーアークス」「ベストプライス」「スーパーチェーンふじ」「ラルズマート」「Da* マルシェ」といった屋号で43店舗を展開している。

その中、今回、グランプリを受賞したウェスタン川端店は、圧倒的な品揃えにより広域商圏をカバーする「ウェスタン」フォーマット。開業は1989年4月で、売場面積5152㎡と同社最大規模を誇るフラッグシップ店だ。こだわりアイテムをはじめ、付加価値型商品も多く扱っており、地域の強い支持を獲得している。

ただ、同社の商勢圏である道北エリアでは年々、競争が激化している。有力SMのほかショッピングセンター、低価格を訴求するディスカウントストアの存在感も増しつつある。現状、ウェスタン川端店の競争環境は緩やかではあるが、今後、他のエリアと同様、競合店が増える可能性は高い。

こうした状況にあり、ディスプレイコンテストに取り組む意義について、内藤氏は次のように説明する。「広い店内を活かして、楽しさや健康など、低価格以外の価値をお客さまにアピールできることが大きい」

ウェスタン川端店では、次回以降のコンテストにも参加する考えだという。内藤氏は、「次もグランプリをねらいたい」と意気込みを口にする。

いちまさのカニかま50周年 ディスプレイコンテスト ボリュームコース グランプリ ㈱道北アークス ウェスタン川端店

日配売場の特設コーナーで大々的に展開、巨大POPがアイキャッチとなっている