受賞店の声飲料

(株)南九州 ファミリーマート様
ウコンの力 「ウコンの力で、カンパイ!」売場提案コンテスト
企業賞:金賞


主催:ハウスウェルネスフーズ

商品の付加価値を伝えるために創意工夫で来店客にアプローチ!

挑戦を続けて最高の結果!


(株)南九州ファミリーマート 商品部 商品課 課長の町頭孝紀氏(写真中)、ハウスウェルネスフーズ(株) 福岡支店 営業第二グループ 主任の祝園次夫氏(写真左)と広域営業一部 営業第一グループの松尾和磨氏(写真右)

 昨年末に実施された「『ウコンの力で、カンパイ!』売場提案コンテスト」において企業賞の金賞を受賞したのは、(株)南九州ファミリーマート(久保裕之代表取締役社長)である。商品部商品課の町頭孝紀課長は「長年、ウコンの力の販売に取り組んできたことが、実を結んだ」と語ってくれた。

 コンビニエンスストア(CVS)は、売場面積が小さいため、コンテスト用に広いスペースを用意することは難しい。しかし、「酒売場やレジ前のちょっとしたスペースでも、POPでアピールすることで、お客さまが気づいて1本を手にしてくれれば、客単価はアップします」と町頭課長。ウコンの力はブランド力があり、愛用者も多いことから、このような取り組みがはじまった。

 メーカーの担当者とバイヤー、店長やスタッフが協力しあい、コンテストへの挑戦を続け、試行錯誤を重ねた。そして、たどり着いたのがオリジナリティーであった。「CVSチェーンなので、統一感のある売場は基本です。それを踏まえた上で、各店舗の地域特性を反映したアプローチが必要」(町頭課長)という考えから、コンテストなど特別な場合のみ、自由な発想を付加した売場づくりを行っていた。

 年末のイベント時期に合わせた売場づくりということもあり、「店内の活性化にも一役買っているのが、ウコンの力のコンテストです」と町頭課長は話してくれた。

地域特性を考慮した訴求

 同社は、鹿児島県と宮崎県に約400店舗のネットワークを展開。創業以来の特徴は、「地域密着型」。地域イベントへの参加など、地域に根ざした活動を積極的に展開している。

 同社の商圏には、都市部もあれば、郊外の農村部もあり、離島もある。人口減少や高齢化などの問題があり、他業態を含め、競争も激化している。そのような状況で、買物が楽しくなる売場づくりは重要。注目される売場は、来店客との会話のネタとなることで、コミュニケーションが促進される。スタッフにとっても、顧客から売場を褒められたり、コンテストで受賞することで、モチベーションアップにつながっている。

 そのような成功例が次々と出始めたことで、スペースがない店舗でも工夫すれば楽しい売場がつくれるという思いがひろがり、いまではほとんどの店舗が積極的にコンテストに参加している。町頭課長は「ウコンの力のように、お客さまに勧める価値のある商品の場合は、今後も訴求力のある売場づくりに挑戦していきたい」と今後の抱負を語ってくれた。

郊外店舗である有明野神店。「ウコンの力で乾杯!」のメッセージとともに商品を目立たせる演出がポイントの売場 駅ナカ店であるJR延岡駅店。オリジナルトップボードで急ぐ来店客の目までも奪う売場 離島の店舗である名瀬平田店。華やかなクリスマスイメージで楽しさが演出された売場