前回の3年連続受賞をひと区切りに、新たな挑戦となった今回も受賞!
チャレンジと企業力の結集
売場づくりを推進した(株)千葉薬品 商品部 非食品グループ ビタミン サプリメントアシスタントバイヤー小野村一馬氏(左)と、ハウスウェルネスフーズ(株)東京支店 営業第三グループ チームマネージャー 猿楽武志氏
昨年末に実施された「ウコンの力で、カンパイ!」売場提案コンテストにおいて企業賞の金賞を受賞したのは、(株)千葉薬品(神﨑彰道代表取締役社長)である。売場づくりのまとめ役である商品部アシスタントバイヤーの小野村一馬氏は「企業としては4年連続の受賞ですが、私自身は前任者から引きついで、今回初めての挑戦でしたので、大きなプレッシャーがありました。うれしさよりも、安堵感でしょうか」と話してくれた。
同社は、4年連続で100店以上の全店参加で同コンテストに参加し続けている。チェーンオペレーションをベースにしたコンテスト用のシステムにのっとり、各店の商圏特性を生かした独自性を発揮する取り組みとなっている。「当社は、店長や売場担当者、コンテストに関わるスタッフはもちろんですが、全員が手伝ったり、見たりしているので、ノウハウや技術を共有しながら蓄積できる環境があります。それが強みになっています」と小野村氏。
今回も、各店が売場テーマを設定し、それを効果的にアピールするオリジナルPOPを作製。「商品を魅力的に訴求する」「来店者に気づきを与えられる売場にする」「目立ち、立ち寄り率の高い売場にする」を踏まえた売場づくりによって、個性豊かで、アイデアに富んだ売場ばかりがラインアップされていた。
新たなステップの第一歩!
オリジナルの「ウコンキング・カン」を作成してをセンターに配置。独創的なアイデアでインパクトを生み出している売場(ヤックスドラッグ牛久神谷店)
(株)千葉薬品は千葉県を中心に、ドラッグストアや介護事業、スーパーマーケットを展開。そのなかで、メイン事業となっているのが、ドラッグストアのヤックスドラッグである。
同社は全国規模のコンテストはもちろん、社内コンテストも実施。その内容や評価を水平展開することで、全店で共有している。「当社には、各店がライバルとして競い合うことで、レベルアップを図る環境があります」と小野村氏。
今回は、コンテストとの連動企画として、土・日曜の2日間に指定商品を売り込む「2DAYチャレンジ」を実施した。新製品の「ウコンの力 レバープラスプラチナ」を提案。陳列技法や演出アイデアだけに頼るのではなく、企画としても新鮮味のあるものを組み込んでいる。コンテストでは、毎回、新しい提案や情報発信を必ず行なっている。
小野村氏は「各店舗の力を借り、メーカーと協力しながら、自分自身の感性や視点を少しずつ反映しながら、新たなチャレンジを行っていきたい」と今後の抱負を語ってくれた。
手づくり感たっぷりのオリジナルトップボード。ほのぼのとしたイメージにより、来店者とのコミュニケーションと視認率をアップしている売場(ヤックスドラッグ九十九里店)
「ウコンの力」シリーズ各アイテムの特徴などをわかりやすく訴求し、選ぶ楽しさを来店者に提案している売場(ヤックスドラッグ木更津清見台店)