商品の持つ“力”を伝えることで店舗としての提案力もアップ
店長をモデルにした“ウコンの神様”でアピール!
「ウコンの力」の最需要期に実施された「“年末年始も、超いい感じ!”ウコンの力売場提案コンテスト」で、関連販売賞金賞を獲得したのは、メーカー主催コンテストで数多くの受賞実績を持つウジエスーパー築館店。
同店上席店長の新妻康憲氏は、「いつもコンテストには積極的に参加していますが、今回もよく売れる時期の企画として提案していただき、販売実績も伸びました。
賞については狙っているわけではありませんが、結果として評価していただいたことは大変うれしいです」という。
同店は、「ウコンの力」を対象商品とするコンテストに過去何度か参加しておいる。「これまでの経験では、酒売場に近い場所に配置するだけでなく、すぐに飲めるように冷蔵ケースで展開したほうが売れます。またこうした企画に参加することで、そのあとの定番売場でも実績が底上げされていくという効果もあります」(新妻上席店長) 今回の陳列では、年末年始の季節性を踏まえて、七福神の手づくりバネルを配置し、その中に新妻上席店長の似顔絵入りの“ウコンの神様”を加えて八福神とした。似顔絵を使う手法はふだんからさまざまな陳列でも展開されており、常連のお客さまにはおなじみだという。こうしたイラストやボードなどは、新妻上席店長のアイデアをもとに、本部青果の浅野久美氏が担当している。
高さと迫力のある手書きボードやのぼり、バルーンなどを配置し、オリジナル性が高く、活気ある売場を作りあげた。
売り方、見せ方の違いが売れ行きを左右する
新妻上席店長が売場演出に力を入れるのは、販促効果だけでなく、取り組んだ経験がスタッフの成長につながるという側面も大きい。
「売場の担当スタッフも、まず楽しんで取り組んでいることが大事。
自分で考えて発注し、売場を作ることで販売実績が上がれば評価される。それがやりがいにもなります。ふだんから商品の価値をどうやって伝えるかを考え、売り方、見せ方でこんなに売れ行きが違う、ということが発見できれば、自分の引き出しが増えて自信につながります。たとえば会社としての売り込み商品が指示された場合でも、“売れるかな”という心配よりも、どうやって売っていこうかという発想を持つことができるようになります」という。
新妻上席店長は、「当社としては生鮮食品の質や鮮度にこだわり、おいしいものを提供していくことをめざしています。そうであれば、合わせて提案するお酒にしても、飲料や加工食品にしてもより良いものを提案していきたいという思いがあります。コンテストの機会だけに限らず、いいものを提供しようと努力し、その商品の価値が伝われば、それが店の価値を上げることにもつながります。
もちろんコンテストについても、商品の持つ力を知り、メーカーのコンセプトを理解するきっかけになりますし、お客さまも毎回大陳コーナーにも注目していただき、楽しんでいただいていますので、積極的に参加していきたいと考えています」と語ってくれた。