初めての挑戦で準グランプリを獲得 びっくりするほどの販促効果にもつなげる
目に付きやすい場所を選定し高さのある演出を展開 販売本数で500%の伸びを記録
今回準グランプリを獲得したホームインプルーブメントひろせOKホーム&ガーデン多良見店の陳列は、店舗入口付近の園芸部門のエンドで展開された。
同店店長の藤村幸弘氏は、「店でも目に付きやすい場所で、とくに今回は高さのある陳列を行ったので、足を止めたり、商品を手に取るお客さまが多かったです。フマキラーさんのコンテストには初めての参加でしたが、お客さまにアピールできたという意味で、大成功だったと思っています。賞については、内心、ある程度のところまでいけるかな、と思っていましたので、準グランプリを頂いて大変うれしく思っています」と言う。
販促効果も非常に大きく、同店の同商品の本数ベースの販売実績で、昨年対比500%もの実績を記録した。
「実績数値を見て、自分でもびっくりしました。普段から、店としてはお客さまの求めるものをよく見極めて、わかりやすく提案し、訴求していくことを心掛けています。今回は販促物など、フマキラーさんにも大変ご協力いただきましたし、棚の中央に設置したモニターディスプレイでも、ご提供いただいたスプレーの使用シーンの映像などを流しました。そういった効果もあって、インパクトのある演出ができたのではないかと思います。商品については、昨年と比較して、とくに『カダンプラスDX』のエコパウチタイプがよく売れていた印象があります」(藤村店長)。
従業員の意見や印象も参考にアピール力のある陳列を実現
陳列は藤村店長を中心に、売場担当の山口柚稀氏の2人で行った。まず、藤村店長が考えたイメージを簡単な図として描いてみて、それをもとに2人で陳列を行った。実際に商品を積んでみて、気がついた点を微調整するかたちで進めていった。
まず、高さのある目立つ演出を意識し、エンドには店舗で自作した木製陳列棚を設置。もともと白い木材だったが、園芸用品らしく、茶色の塗料で塗装した。そこに商品を並べたほか、店で扱っている観葉植物や生花などをあしらって、雰囲気のある陳列を実現している。
高さを出した分、棚や支柱をしっかり固定することに気を使うなど、安全性にも十分配慮しているという。
藤村店長は、「自分たちとしては、ある程度完成したという時点で、ほかのスタッフにも確認して、印象や意見を聞いてみました。その意味では、従業員みんなの協力があったからこそ、賞を頂けたと考えています」と言う。
今回の準グランプリを受けて、次の参加機会には、ぜひグランプリをめざしたいところ。藤村店長も、次のチャレンジに向けて意欲的だ。
藤村店長は、「こうしたコンテストへの参加経験は私自身にとっても、店舗の若いスタッフにとっても貴重なものだと思います。お客さまに喜んでいただけるだけでなく、陳列の工夫で販売実績が向上したという手応えや、今回のように客観的な評価をいただけると、自信になりますし、やりがいにもつながっていくと思います。次はグランプリしかない、という思いで参加していきたいと思います」と意欲を語ってくれた。