受賞店の声菓子

青森県民生活協同組合様
不二家 2018 夏こそカントリーマアム 大陳コンテスト
企業賞 最優秀企業賞


主催:不二家

販売計画を達成する売場づくりをめざしコトPOPなどでオリジナリティーを重視

手書きとコトPOPが特徴


前列)青森県民生活協同組合 理事長 平野了三氏(中央)、商品仕入部 部長 藤崎正喜氏(右)、(株)不二家 代表取締役社長 櫻井康文氏(左)後列)青森県民生活協同組合 商品部 グロサリー仕入課工藤優也氏(左から3人目)、(株)不二家 執行役員 菓子事業本部 営業本部 営業推進部長 富永寿哉氏(左から2人目)、菓子事業本部 営業本部 北海道・東北統括部 部長八木義章氏(左)、菓子事業本部 営業本部 北海道・東北統括部 仙台支店 支店長 藤沼幸雄氏(右)

 今年の夏に開催された不二家の「2018 夏こそ カントリーマアム 大陳コンテスト」において、企業賞の最優秀企業賞を受賞したのは、青森県民生活協同組合(平野了三理事長)である。平野理事長は「昨年に続いて、今年も最優秀企業賞をいただけたことに驚いています。このような高い評価をしていただけたことと、当生協の全店がしっかりと売場づくりに取り組んでくれたことに、二重の喜びを感じています」と語ってくれた。

 同生協の全12店舗が参加した売場は、企業としての統一感と各店の独自性を発揮するコトPOPが特徴となっている。「基本的な販売方針や統一感に関わる指示は、本部から出しています」と話す商品仕入部部長の藤崎正喜氏。その指示の中で、各店が商圏特性に合わせて、いかにアレンジを加えていくかという「考える売場づくり」を実践している。

 以前、オリジナルPOPはパソコンで作成し、プリントしていたが、3年前から手書きPOPに切り替えた。さらに、コトPOPも採用するようになった。「手書き文字による訴求は、目につきやすく、伝わりやすい」(藤崎部長)。地域性を加味したアピールができるコトPOPも来店客の興味や購入を促進する効果を発揮している。

 このような取り組みからできあがった売場が、高い評価を得て、今回の受賞となった。

PDCAによってスキルアップ!


今回、(株)不二家の櫻井社長が青森県民生活協同組合の本部を訪れ、平野理事長に表彰状を手渡した

 青森県民生活協同組合は、普段の売場づくりにおいても、大陳コンテストにおいても、2つの目的を持って、取り組んでいる。

 1つは、顧客(組合員)に飽きられない売場づくりである。ワクワク感があり、来店への期待感がある店づくりをめざしている。コンテストに参加することで、自己満足の売場づくりで終わらないようにすることができる。訴求力や演出力、陳列技術など、きちんと評価が出るので、次回への問題点や課題を把握することができる。そして、改善策を考えて、次回の企画や売場に反映していく。これを繰り返していくことで、スキルの向上を図っている。売場づくりのPDCAである。

 もう1つは、販売計画を達成することである。顧客に喜ばれるだけではなく、しっかりと販売に結びつけなければならない。

 その実現のために、外部の専門家を招き、手書きPOPやコトPOPの作成および売場づくりの研修を実施し、各店舗の部門チーフや新人が参加している。

 メーカー主催の大陳コンテストはもちろん、コープ東北が主催する「100店舗コンクール企画」にも、積極的に参加している。最近実施された「100店舗コンクール」の評価では、ベスト30の中に全店がランクイン。各店の売場づくりの底上げが進んでいるという結果を得られた。

 不二家のカントリーマアム大陳コンテストは、「夏に冷やして食べる」や「新しい食べ方」という提案があるので、参加しやすく、来店客の興味も喚起できる。取り組みやすい企画なので、今後も挑戦を続けていきたいということであった。

アカシア館

あやめ館