受賞店の声加工食品

大阪王将 おうちで楽しむ街中華 秋季ディスプレイコンテスト ボリュームコース グランプリユニー株式会社アピタ長岡店

大阪王将 おうちで楽しむ街中華 秋季ディスプレイコンテスト

主催:株式会社イートアンドフーズ

問屋、小売店、メーカーの力強い連携で春と秋の連覇を果たす

大阪弁の手書きPOPで商品の魅力を伝える

アピタ長岡店

グランプリを獲得したアピタ長岡店

2023年9月1日から10月31日までを期間として開催された「大阪王将 おうちで楽しむ街中華 秋季ディスプレイコンテスト」で、見事ボリュームコースグランプリを獲得したのはユニー株式会社のアピタ長岡店。春季コンテストに続き、2度目の栄冠だ。売場づくりを担当した鮮魚部の荒川友美氏は「まさかいただけるとは」と驚きの表情を見せる。

主通路沿いにある、多くの来店客が通る目立つ大型の冷蔵平台で、23年9月26日から10月20日までの約3週間、「羽根つき餃子」「ぷるもち水餃子」「たれつき肉焼売」「小籠包」など「大阪王将」シリーズの主力商品を大量陳列。多くの来店客に商品を強くアピールした。

売場は非常にユニークだった。中央部に「おうちで楽しむ街中華」とのタイトルを掲げる一方、「よってって〜や ホンマおいしい餃子があるで〜」「買わな損やで〜」など大阪弁の手書きPOPを多数掲示。家族で楽しめるにぎやかな売場作りを目指した。

「実は私、関西圏の出身ではなく、大阪弁でコピーを書くのに苦労しました。インターネットで検索するほか、関西に赴任経験のある方から助言をもらい、なんとかやり遂げられました」と荒川氏は振り返る。

売場を展開するにあたっては、冷凍食品が主力の食品商社である松村フーズ営業本部営業二部営業一課の西山智秀係長、タシロ商品管理部村山隆行課長、イートアンドフーズ営業日野林周作氏とチーム一丸となって取り組んだという。

ユニークな売場への来店客の注目度は高く、期間中、定番売場で展開している時と比較して、動きのよかった商品は約3倍も売れたという。「長岡市に店舗がない『大阪王将』の認知度アップにもつながったと思います」(荒川氏)。

見据える次の目標目指すは3連覇!

アピタ長岡店

(写真左)2連覇を果たし、ガッツポーズを取る右からアピタ長岡店奥寺店長、同店鮮魚部メンバー、イートアンドフーズ営業日野林氏、(写真右)松村フーズ株式会社 西山智秀氏

同店は、新潟県屈指の大規模商業施設「リバーサイド千秋」の核店舗として07年4月に開業。施設には約120のテナントが入居しており、週末には若いファミリーのほか、年配層など幅広い来店客でにぎわうなど強い支持を得ている。

ただ、近年は競争が徐々に激化しているのが現状だ。食品分野においては、有力スーパーマーケットが多いほか、食品の扱いが多いドラッグストア、またディスカウントストアも増えている。

これに対し同店では、広い売場を活用して、競合店では扱っていないようなこだわり商品も多く品揃えし、手書きPOPでアピールすることで差別化を図っている。発注業務にも携わる荒川氏は「とくに仕入れ先の松村フーズ様からは、全国の珍しい商品を提案していただけるので心強い」と明かす。

こうした中、ディスプレイコンテストへ取り組む意義について、荒川氏は「価格以外の価値を伝えられることが大きいです。商品の魅力やおいしさを、視覚や雰囲気を通じて訴求できます」と語る。

同店では次回以降も、コンテストに参加する意向を持つ。来店客の視線を集める売場づくりで、他店とはひと味違う楽しさを発信する考えのようだ。

アピタ長岡店

左から松村フーズ西山氏、同店鮮魚部荒川氏、タシロ村山氏