コラボキャンペーンを活用して迫力と訴求効果を大幅アップ!
アイデアをプラスした独自性
今年の7月から9月にかけて実施された「“味・塩こしょう”発売55周年!! ダイショーディスプレイコンテスト2023」において、「味・塩こしょう、焼肉のたれコース」のグランプリを受賞したのは㈱エレナ( 長崎県佐世保市、中村憲治代表取締役社長)のエレナ福田店である。東野店長は「コンテストに積極的に参加することで、陳列技術の向上を図っています。他のコンテストでのグランプリ受賞経験もあり、売場づくりに自信はありましたが、やはり最高の賞をいただけるのは、なんともいえず、うれしいですね」と喜びを語ってくれた。
「進撃の巨人」と「味・塩こしょう」のコラボキャンペーンが実施されたことから、その世界観をモチーフにオリジナリティー豊かな演出による売場づくりが行われた。
壁の向こうに巨人を配し、左右に伸びた手には「味・塩こしょう」、骨付き肉をそれぞれ握っているというアイデアとオリジナリティーのある演出が訴求力を高めている。さらに、中央のBBQディスプレイも購買意欲をアップする効果を発揮している。
イメージとともに、食シーンもアピールするという両面のアプローチで、注目の売場になったことから、期待以上の売上アップという結果になったという。
地域に貢献できる品揃え
エレナは、長崎県に40店舗、佐賀県に4店舗と合計44店舗があり、それぞれが地域社会に貢献できる品揃えとイベントを開催している。
来年で25周年を迎える福田店は、開店当初からの顧客が多いという。「週末は自動車で来店されるお客さまも多いですが、近隣には公営住宅やマンションがあり、日々の買物にも利用いただいています」と東野店長。
競合する他店と差別化するために、エレナ本部の商品部の協力を得て、地域にあった品揃えの強化を図ったり、イベント企画を実施。人気になっている青果の土曜朝市もその企画の1つである。
牧山氏は「見やすい、取りやすい、戻しやすいがエレナの売場づくりの信条になっています。そこを基本に、オリジナリティーを加味することで、お客さまが買物をしやすく、楽しめるようにしています」と話す。
信頼できるダイショーの協力がある限り、顧客にも喜ばれるコンテストには挑戦したいと考えている。