受賞店の声生鮮

株式会社サンベルクス 毎日ひとつかみくるみで腸活!カリフォルニア産くるみ ディスプレイコンテスト 企業賞


主催:カリフォルニアくるみ協会 ⽇本代表事務所

全店参加で多様なクロス提案を展開 ボリューム感とオリジナル性を演出

くるみの販売を日頃から重視

株式会社サンベルクス

株式会社サンベルクス本社

カリフォルニア くるみ協会が主催した今回のディスプレイコンテストでみごと企業賞を獲得した株式会社サンベルクス。同社グロサリー商品部バイヤーの小俣和之氏は、「今回の企画はくるみの需要期に向かうタイミングとマッチしていたことや、もともと当社がナッツ類の機能性訴求に力を入れていくという、基本的なスタンスとも合致していたため、参加させていただきました。コンテストをきっかけに、より販売実績を後押ししていきたいというのが最大の目的だったので、全45店舗で参加するかたちをとりましたが、まさかこうした賞をいただけるとは考えていませんでした」と語る。

コンテストのテーマは、カリフォルニア産くるみの新たな展開を視野に、くるみを食べることによる「腸活」を訴求するもの。くるみには、腸内環境を整える食物繊維・ポリフェノール・オメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、毎日ひとつかみのくるみで腸内環境が改善される。さらに、ヨーグルトをはじめとした発酵食品やはちみつと組み合わせることで相乗効果が期待できるため、多様な売場提案も可能だった。

こうしたテーマを踏まえ、同社が扱っているNPO法人製の生くるみを中心に陳列を行った。日頃からくるみは人気の高い商品だが、コンテスト期間中の11月実績は昨年と比較して146%に急伸。ナッツ売り上げのトップに。さらにディスプレイコンテスト売場の相乗効果によってヨーグルト、はちみつ、ドライフルーツなど、腸活に関連した商品の売上を伸ばすことにも成功したという。

くるみの持つ腸活効果を独自POPなどで訴求

株式会社サンベルクス

株式会社サンベルクス グロサリー商品部バイヤー小俣和之氏(左)、同社グロサリー商品部スーパーバイザー 山崎大樹氏(右)

陳列の方向性やクロス提案の内容を実際に指導したのは、同社グロサリー商品部スーパーバイザーの山崎大樹氏。全店参加の方針の中で店舗規模や立地に合わせた売場づくりを指導し、各店舗単位でも複数の受賞という結果を勝ち取った。

山崎氏は、「今回は“腸活”がテーマでしたので、くるみにヨーグルト、はちみつなどと組み合わせることで生まれる相乗効果をアピールしようという基本方針で臨みました。コンテスト期間中は、発注数量も多く、通常の定番売場と比較して、かなりボリューム感が出せたのではないかと思います。また、実際の陳列は、各店の担当者が条件に合わせていろいろと工夫をして演出しており、カリフォルニア くるみ協会さんから支給のラウンドシートやトップボードのほか、日頃から当社店舗で使用している情報発信用の文字POPをあしらうなど、独自性についても意識しています」と言う。

ふだんから習慣的にくるみを買って食べている顧客に対しても、改めてくるみの健康機能を意識してもらおうというねらいで売場づくりが行われた。

また同社では、各店の陳列画像を即座に共有し、他店の成功事例を参考にすることができる仕組みを備えている。こうした全社一丸となった取り組みが今回の受賞につながったといえそうだ。

小俣氏は、「くるみの販売実績面で想定以上の好結果が出ましたので、今後も季節に合った企画があれば積極的に参加していきたいと思います。また賞そのものをねらっていたわけではありませんが、結果で評価されることは、各店舗のモチベーション強化につながりますし、陳列を工夫することでスキルアップにもつながると考えています」と言う。

株式会社サンベルクス カリフォルニア産くるみディスプレイコンテスト

本社近くの足立花畑中央店をはじめ複数の店舗が各店個別でも入賞している。ボリューム感と同時に、機能性を訴求するオリジナルPOPなどでメッセージ性のある陳列を実現した