受賞店の声

2017 ブルボン「スライス生チョコレート」発売記念、ディスプレイコンテスト グランプリ (株)マルサンシステム 新鮮市場八幡店様【受賞店の声】

コンテスト参加時も、毎日の売場も“生きている売場”がキーワード!

楽しい商品を常に提案!

 今春、開催された「2017 ブルボン『スライス生チョコレート』発売記念 ディスプレイコンテスト」において、グランプリを受賞したのは(株)マルサンシステム(埼玉県、髙橋英之代表取締役社長)の新鮮市場八幡店である。売場づくりを担当した同社の食品直営事業部部長の吉川裕一氏は「お客さまに、どのように伝えるか。売場づくりは、その答え探しで、受賞は、ご褒美と考えているので、素直にうれしいです」と話す。

専門誌の新商品情報欄で、ブルボンの「スライス生チョコレート」を見たときに、面白い商品が発売されたとチェックしていたという吉川部長。今回のディスプレイコンテスト実施を知った瞬間に参加を決意したという。「アイデア次第で、いろいろなアレンジメニューが楽しめ、つくる楽しさがある商品なので、ぜひ、お客さまに紹介したい」と自らメーカーに問い合わせたという。

平台冷ケースでの展開は、店内で目立ちにくいことから、大型トップボードをオリジナルで作成。来店客を立ち寄らせるためのマグネットの役割を兼ねたPOPとした。さらに、アレンジレシピ写真をPOP類に多用。あわせて、レシピ集も売場に設置した。このように、商品特徴をアピールした結果、「こんな商品があるんだ」「試してみたい、食べてみたい」と来店客の興味を喚起することに成功した。ねらいどおりに売上確保にもつながる売場となった。

生鮮を売るための施策を実施

(株)マルサンシステムは、八百屋さんをはじめとした生鮮食料品販売店のコンサルティングを行う会社としてスタートしている。そのノウハウを生かして、自ら埼玉県と千葉県に「新鮮市場」を4店舗展開。生鮮品を中心とした食品スーパーマーケットで、その鮮度や品質、価格のすべてにおいて、他店に負けない強みがあると自負している。

「今の消費者は、調理に関して時短・簡便化を求めています。メニュー提案だけではなく、そのお手伝いができる商品や提案が必要になっています」と語る吉川部長は、生鮮品を買ってもらえる施策とともに、売れる売場づくりを常に考え、実施している。

鮮度や価格にプラスオンできる訴求。それは、生鮮品を購入してもらえる時短・簡便調理を支援する商品をわかりやすく紹介するためのオリジナルPOPであり、ディスプレイコンテストであるという。「定番に導入するだけでは、お客さまに気づかれない商品が多い。いい商品を見逃すことは、もったいない」と吉川部長。しっかり、特徴をアピールできる売場づくりを重視している。

ディスプレイコンテストで受賞するための売場ではなく、来店客のニーズに応える“生きている売場”を日頃からつくり続けている吉川部長は、「メーカーさんの協力があって、実現できる施策も多いことから、コンテストに参加することで、信頼関係を築けるメリットは大きい」と語る。「今後も、コンテストに参加することで、お客さまに喜ばれる売場づくりを行っていきたい」とのことであった。