受賞店の声チルド

新春中華フェアディスプレイコンテスト ボリュームコース グランプリ スーパーバリュー 上尾愛宕店

6月 中華フェア ディスプレイコンテスト

主催:味の素冷凍食品株式会社

コロナ禍での目的買い増加の中で売場づくりを工夫して売上貢献

映画をヒントに売場づくり

スーパーバリュー 上尾愛宕店

HCとSMが複合した上尾愛宕店。SMがあることから、一般的なHCより女性客が多く、女性を意識した品揃えが充実

今年の6月に実施された味の素冷凍食品の「新春中華フェアディスプレイコンテスト」において、ボリュームコースのグランプリを受賞したのは、㈱スーパーバリュー(埼玉県上尾市、岸本圭司代表取締役社長)の上尾愛宕店である。冷食担当の稲生行芳氏は「グランプリを狙ってつくりあげた売場でした。本当に受賞できたことは、うれしいです。また、今後の売場づくりへの自信にもなります」と喜びを語ってくれた。

陳列は、平型冷凍ケースになることから、いかに目立つ売場にできるかがポイントだと考えていた稲生氏。そこで、レオナルド・ディカプリオ主演の「インセプション」でのクリストファー・ノーラン監督の世界観を生かそうと考えた。それは、地上から上の世界へと迫り上がる中華の世界を表現した売場。フロアから飛び出してきたような演出を施されたことから、インパクトがあり、視認効果もある注目度の高いものとなった。

さらに、天井から吊るされたダミーパッケージとぼんぼりのシーリングPOPにより、店内で目立つ売場にもなった。

興味を持って立ち寄った来店客には、POPとともに、モニターに映し出されるCM映像などで商品特長もしっかりと訴求する売場になっている。

興味喚起をするイメージづくりや演出効果と購買促進を後押しする商品アピールが見事に融合している。

稲生氏は「売場をつくっているときから多くのお客さまが足を止めて、売場に注目してもらえました」と話す。コロナ禍で目的買いが増えている中でも、注目してもらえる売場づくりを行うことで、売上アップに貢献できることを改めて実感できたという。

コロナ禍での需要を意識

スーパーバリュー 上尾愛宕店

上尾愛宕店 冷食担当の稲生行芳氏(左)と、味の素冷凍食品㈱ 国内統括営業部 関東リテール営業部の小島愛衣氏

㈱スーパーバリューは、ホームセンター(HC)事業からスタートし、食品スーパー(SM)事業へ進出。さらに、HCとSMを複合させた都市型スーパーセンターも展開している。その1つが上尾愛宕店である。

平日は、毎日の生活に必要な商品を取り揃えたSMをメインに来店し、HCで消耗頻度の高い商品を購入。休日は、HCの専門性の高い商品を目的に来店し、SMでまとめ買いというパターンの来店客が多く、いずれもワンストップでのショッピングの利便性から、地域の消費者に支持をされている店舗である。

コロナ禍の現在、内食用の商品や総菜の需要が高まっていることから、以前より売場づくりに力を入れている。「目立つエンドで、季節に合ったタイムリーな売り出しや話題の商品での売り出しなどを意識しています」と稲生氏。さらに、「今夜のおかずにもう一品」と提案するコトPOPなどを積極的に採用している。

「普段の売場づくりをしっかり行いながら、お客さまに喜ばれる店になるように、今後も取り組んでいきたい」と安田店長。ディスプレイコンテストも利用しながら、陳列技術や演出力などをいっそう高めていきたいと考えている。

スーパーバリュー 上尾愛宕