オリジナルの販促ツールを駆使してかわいらしさと独自性をアピール
大陳後のボジョレの売場でも「Q・B・Bチーズデザート6P」をクロス展開
スーパーサンシ日永カヨー店は、四日市市内の幹線道路沿いに立地する大型ショッピングセンターである「日永カヨー」内のテナントとして運営するスーパーマーケット。世代を超えて地域に愛されてきた歴史ある店舗だ。
メーカー主催のディスプレイコンテストへの参加も積極的で、これまでも多くのコンテストで受賞実績を持っており、今回の六甲バターディスプレイコンテストの大陳コースでは、見事グランプリを受賞した。
今回の陳列を担当したスーパーサンシ株式会社・日配部日配課乳品・酪品担当 主任の立木翔子氏は、「受賞の知らせを聞いて率直にうれしいです。当店の他部門でもよくコンテストに参加していますが、日配部門ではそれほど機会が多くありません。今回も陳列自体は手応えを持っていましたが、結果については想定していませんでした」と感想を語る。
売場は日配コーナーのラウンド型のチルド多段什器を使用し、商品を棚の奥までピッチリと詰め込んだボリューム感のある陳列を展開。
高さがあるため視認性も高く、注目度も抜群。陳列期間は、通常と比較して10~20%も上回る販売実績があったという。
「乳製品は店頭露出が難しい商品で、日ごろから見せ方に苦心していますが、今回のコンテストをきっかけにお客さまに注目していただける売場をつくることができました。また、陳列期間終了後には、ボジョレ関連の催事を展開しましたが、そこでも引き続き今回の『Q・B・Bチーズデザート6P』をクロス展開し、成果を挙げることができました」(立木氏)。
商品キャラターとスーパーのキャラクターがコラボする演出
企画提案を受けて、具体的に陳列のアイデアを考えた結果、今回の大陳テーマである「Q・B・Bチーズデザート6P」のブランドキャラクターとして知られる「コバラヘリーノズ」と、スーパーサンシのキャラクターであるひよこの「サンちゃん」「シーちゃん」とのコラボを発想。かわいらしさのある売場を展開し、商品の主要ターゲットである女性層に訴求することにした。
中央にはチーズのパッケージをイメージした円形のボードに、両者のキャラクターをあしらったデザインを施して配置した。
また背景には商品画像をあしらったスクリーン、手前にもキャラクターを使った販促物を配置するなど、すべてのツールを独自制作。風船やハートマークで飾り付け、華やかなだけでなくオリジナリティにあふれた陳列を実現した。
立木氏は、「当社販促部にデザインの担当者がいるので、自分のイメージを伝えて制作してもらいました。想像以上によいものができたと思います。陳列していて工夫が必要だったのは、円形の商品はそのままでは立ちにくいので、フェースをきちんと見せる並べ方を考えることや、高さのある陳列を安定させることでした。実際に参加してみて、お客さまにも喜んでいただけたと思いますので、今後も案内をいただければ積極的に参加していきたいと思います」と語っている。